ソウザが90+2分に優勝を決定づける2点目。最後まで走り切った、まさにC大阪らしいゴールだった。写真:徳原隆元

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[ルヴァン杯決勝]C大阪2-0川崎/11月4日/埼玉スタジアム2002
 
「僕、FWに見えました?」
 
 そう初優勝を決定づける2点目を振り返ったボランチのソウザは、ミックスゾーンで終始ご機嫌だった。集まった記者の質問にしっかりと受け答えしつつ、時に笑いを誘う。

「自身のキャリアでタイトル獲得経験はあるが、今回は特別だ」
 その言葉を疑いようがなかった。
 
 1分に杉本健勇のゴールで早々に先制すると、C大阪は勝利のために割り切って守った。川崎にボールポゼッションを譲り、中央を固め、球際では激しく戦う。チーム全体が最後まで運動量を維持した。
 
「試合前から難しいゲームになるのは十分に分かっていたし、川崎のスタイルも身をもって知っていた。早い時間帯に先制したことで、相手は得点を奪いに多少の無理をしなければいけない状況になった。だから堅実に守ってカウンターを狙った。自分の足でゴールできてすごく嬉しいね」
 
 ソウザはボランチとして、相棒の山口蛍とバランスを取り続けた。「監督から指示を受けたので、自分も蛍もそこは気を付けていた。我慢の時間が続いたけど、自分たちはできると信じていたし、ポジティブだった」という。そうして耐えていると、最終盤にスコアは再び動いた。
 
 90+2分、カウンター一閃。清武弘嗣がドリブルで右サイドを疾走すると、真ん中からは水沼宏太、そして左からはソウザがフォロー。最後にパスを収めたソウザは、冷静にGKをかわしてゴールネットを揺らした。
 
「最後の最後に前線へ上がれたパワーがどこから出るのかは分からない。宏太から良いボールが届いて、GKをかわして、相手DFの逆を狙ってシュートを打った。宏太からパスが出てくると信じていたし、むしろボールが来なかったら怒っていたよ(笑)」
 
 ソウザはホイッスルが鳴るまで闘った。すべてを出し切った。そうして歓喜の瞬間を迎えた。
「このチームに貢献できているのは嬉しいし、誇りだ」
 そう笑う姿は、実に充実感に溢れていた。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

【ルヴァンカップ決勝PHOTO】C大阪2-0川崎|C大阪が杉本、ソウザのゴールでルヴァン杯を制す!

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