C大阪がJ参戦23年目で悲願の初V! ルヴァン杯決勝、杉本&ソウザの2ゴールで川崎撃破

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”初タイトル決戦”は開始47秒弾と後半ATの一撃で決着 川崎は4度目の決勝でまたも頂点に立てず

 互いに初優勝を狙うルヴァンカップの決勝は、電光石火の一撃で季節外れの桜が満開になった。

 4日に埼玉スタジアムで開催されたセレッソ大阪と川崎フロンターレの頂上決戦は、試合開始47秒という同杯決勝史上の最速記録でC大阪のFW杉本健勇がゴール。後半ATにもMFソウザがダメ押しゴールを決めて、C大阪が2-0で勝利して同杯の初優勝と、1995年のJリーグ参入以来23年目でクラブ史上初のタイトルを獲得した。

 川崎にとってまさかの瞬間が訪れたのが、試合開始直後だった。C大阪の攻撃で川崎の最終ラインに飛んだ緩い浮き球を、DFエドゥアルドがボールに合わせられずに痛恨の空振り。そこにポジションしていた杉本にいきなり相手GKと1対1になるチャンスが転がり込み、右足で冷静に蹴り込んだ。試合開始47秒での先制ゴールは、DF奈良竜樹の出場停止によりスタメン起用されたエドゥアルドによる悔やんでも悔やみきれないワンプレーが誘発してしまった。

 その後は中央を固めて待ち受けてカウンターを狙うC大阪と、ボールを保持して押し込んでいく川崎という構図になった。川崎は前半16分にMF家長昭博、MF中村憲剛、攻撃参加したDFエウシーニョと流れるようにパスがつながり、エウシーニョがペナルティーエリア内右サイドから狙ったが、C大阪のGKキム・ジンヒョンが好セーブで弾き出した。

 川崎はゴール前を固めるC大阪を相手にサイドからドリブルやショートパスでの侵入を図ったが、最後のところで崩し切れず、試合はC大阪が1-0でリードしたままハーフタイムを迎えた。1点を追う川崎は、左サイドアタッカーのMF三好康児に代えてMF長谷川竜也を送り込んで後半のスタートを迎えた。

後半も川崎が圧倒的に攻めるも1点が遠く…

 後半も圧倒的に川崎がボールを保持して押し込む展開になった。同4分、同11分と立て続けに右サイドから中央に入ってきたボールを主将のFW小林悠が合わせたが、いずれも体勢不十分で強いシュートは打てず。同20分には、中村からの浮き球で小林が背後に抜け出したところを倒されたプレーがあったが、西村雄一レフェリーはノーファウルの判定。川崎ベンチが騒然となったが、時間だけが流れていった。

 残り15分で川崎の鬼木達監督はエウシーニョに代えて準決勝でゴールのFW知念慶を投入、ラスト10分でMFエドゥアルド・ネットに代えてMF阿部浩之を送り込んで、攻撃の圧力を強めにいった。しかし、後半はほとんど攻撃機会のなかったC大阪の選手たちによる最後まで集中を切らさずにゴール前を固める守備の前に、これといった決定機を作り出すことができず。

 C大阪は試合終了間際のアディショナルタイムに、川崎のパワープレーを跳ね返してのカウンターでソウザがダメ押しのゴールを決めて2-0で勝利した。

 C大阪は同杯初優勝。クラブ史上でも95年のJリーグ参入以来、初のタイトル奪取となった。一方の川崎は、前身のヤマザキナビスコ杯から含めて4回目の決勝進出で4回目の準優勝と、またしてもタイトルに手が届かなかった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images