主にオリジナル漫画をTwitterに投稿している、えいくら葛真さん(@ikurakoikura)が10月27日に投稿した漫画は「小2娘さん不登校1ヶ月突破記念まんが」と題したもの。その内容に共感した人たちから500件以上のリプライ、12万件以上の「いいね!」がつきました。

漫画は「小2娘さん」が9月末「学校に行きたくない!!!」と泣いて訴えるシーンから始まります。それ以来は「小2娘さん」は好きだったハンドメイド作品づくりの腕を上げています。なんと小2でミシンを使いこなすスキルの持ち主です。

Twitter/@ikurakoikura

「小2娘さん」の意思を尊重し、学校とも話し合いをする機会がありましたが「学校には行かなくてもよい」と判断。

Twitter/@ikurakoikura

現在はフリースクールに通いながら、自分で勉強も続けているそうです。

Twitter/@ikurakoikura

この漫画を読んだ人たち、なかでも不登校経験がある人や現在不登校中という人たちからは「小2娘さん」の生活やえいくら葛真さんの決断を応援する声が多数集まりました。

「己を奮い立たせて苦手なものと闘ってます」

「小2娘さん」の保護者であるえいくら葛真さんにお話を伺いました。

――大きな反響ですが、どんなご感想をお持ちですか。

反響は、正直大き過ぎて感想を抱けるほどに心の中でまとめることが出来ていません。リツイート数やいいねの数も含め、こんなに反響の多い問題なんだなと驚きました。

多くの人が驚いていたのが「小2娘さん」のハンドメイド作品の腕前。リボンや帽子がきれいに縫い上がっています。しかもミシンを使いこなしていること。小学校でも家庭科の授業でミシンを扱うのは高学年からです。

Twitter/@ikurakoikura

――ミシンに触れたキッカケはなんでしたか。

(小2娘さんが)初めてミシンを触ったのは年長組さんの時です。小学校の入学時に必要な、雑巾を縫うぼくの手際の悪さを見かねて「あたしが変わるよ!」と申し出てくれて、基本の動作を教えたところぞうきんを二枚、あっと言う間に縫ってくれたのが始まりでした。そのあと、鍵盤ハーモニカ入れやシューズ入れも自分で作りました。

――学校に行っていなくても、公文や苦手な算数の勉強にしっかり取り組んでいることにも驚きがありました。元々勉強も得意なお子さんだったのでは。

勉強は苦手な方です。とても苦手です。それでも自分でやると決めたのは「いつか学校に戻れる日が来たら、困らないように」と「休んで怠けていると先生たちに馬鹿にされたくない」という思い、そして何より「将来、縫い物屋さんになったときに、出来なくて困ることを減らしたいから」という理由で、己を奮い立たせて苦手と闘っています。

また、フリースクールは体験型学習が多いので、本人も楽しんで通えています。

現在は、学校以外の相談機関とも連携しながら「小2娘さん」の生活を見守る毎日を送られています。

現在の学校教育にはさまざまな課題があり、不登校もそのひとつ。原因もさまざまで複雑です。文部科学省では不登校を「どの子どもにも起こりうることとして捉え、当事者への理解を深める必要がある」としています。

子どもが学校に行かないことを許すのは、どんな親にとっても勇気のいることですが「悩んでいるのは自分だけではない」とこの漫画を通じて感じた人も多いのではないでしょうか。

※この記事内の漫画・画像はえいくら葛真さん(@ikurakoikura)に許可をいただいて掲載しています。