杉本のゴールでC大阪が幸先良く先制に成功。ソウザが終盤に決定的な2点目を奪った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[ルヴァンカップ決勝]C大阪2-0川崎/11月4日/埼玉スタジアム2002
 
 ルヴァンカップ決勝のセレッソ大阪対川崎フロンターレの一戦が11月4日、埼玉スタジアム2002で行なわれ、C大阪が2-0で勝利した。

【ルヴァンカップ決勝PHOTO】C大阪2-0川崎|C大阪が杉本、ソウザのゴールでルヴァン杯を制す 

 初タイトルを狙う両チームの対戦は、いきなりスコアが動いた。先制したのはC大阪だ。開始直後の1分、ゴール前に送られた何気ないロビングのボールを川崎のエドゥアルドがクリアミス。これを拾ったC大阪の杉本健勇がGKとの1対1に持ち込み、冷静に右足で流し込んでC大阪が先制に成功した。
 
 1点のビハインドを背負った川崎は、徐々にペースを取り戻し、16分には中盤でのボール奪取から一気に速攻を仕掛け、最後はエウシーニョがエリア内で強烈なシュートを放つ。さらに、直後の17分には右サイドでFKを獲得し、中村憲剛がクロスを上げる。いずれもゴールには結びつかなかったが、川崎らしいアイデアある攻撃を披露した。
 
 一方のC大阪は守備を固めつつ、カウンターでチャンスをうかがう。23分には左サイドでボールを持った柿谷曜一朗が前線の水沼宏太にロングパスを送ったが、惜しくも合わなかった。
 
 試合はそのまま川崎が攻め、C大阪がカウンターを狙う展開が続く。
 
川崎は39分に中村のクロスから谷口彰悟がヘディングシュートを放つもゴール上へ。さらに43分にも細かいパスワークでC大阪守備陣を崩したが、中村のシュートは惜しくも枠を外れた。
 
そのままC大阪の1点リードでハーフタイムを迎えた。
 
 後半に入ると、川崎は三好康児に変えて長谷川竜也を投入し、攻撃陣を入れ替えた。その効果はすぐに表われ、48分にはエウシーニョのクロスを受けた小林悠がエリア内でシュートを放つ。しかし、GKキム・ジンヒョンの正面を突き、ゴールはならなかった。
 
 一方のC大阪は52分に清武がカウンターで持ち上がって右サイドの水沼へ。水沼は狙いすましてクロスを上げるも、GKチョン・ソンリョンのセーブにあってチャンスを逃した。
 
 その後は前半と同じく川崎がボールを保持し、C大阪が凌ぐ展開に。55分には川崎が再びチャンスを掴み、家長昭博のクロスを小林がオーバーヘッドで狙ったが枠を外れてしまう。63分には中村の最終ラインの裏を突いたが小林がC大阪DFと交錯して倒れたが、主審の笛は鳴らない。
 
 74分に川崎がふたり目のカードを切る。右サイドバックのエドゥアルドに変えて知念慶を投入。さらに80分にエドゥアルド・ネットに変えて阿部浩之をピッチに送り込み、前線に厚みを持たせた。
 
 対するC大阪は、83分に最初のカードを切る。柿谷を下げ、山村和也を投入。さらに木本恭生に代えて山下達也を投入し、徹底して守備を固める。
 
 なんとか1点が欲しい川崎は、87分に阿部がシュートを放つもゴールならず。終盤にはCBのエドゥアルドを上げてパワープレーを狙ったが、やはりゴールが遠い。
 
 そうして迎えた90+2分、試合を決める追加点が生まれる。C大阪は、薄くなった川崎守備陣の隙を突き、カウンターを発動。最後はフリーになったソウザがGKをかわしてシュートを流し込んだ。
 
 試合はそのまま2-0で終了し、C大阪が初のタイトルを獲得。2000、2007、2009年と準優勝で涙をのんでいた川崎は、4度目の正直とはならなかった。