ゲントFW久保裕也

写真拡大

[11.3 ベルギーリーグ第14節 ゲント1-0スタンダール・リエージュ]

 味方に合わせた絶妙なポジショニングとキレのある動きで2試合ぶりの勝利に貢献したゲントFW久保裕也は試合後、「個人的には良くなかった。ミスが多く、ゴール前であまりチャンスをつくれなかったし、シュートも1本だった」と反省しながらも、「チームが勝ったのでそれが一番。次は代表に切り替えたい」とすぐに前を見据え、こう言った。

「こういうレベルの選手とやるのは今回が初めて。どんな感じなのか分からないし、どうなるかまったく想像できないけど、どれだけできるか楽しみたいです」

 日本代表が今回の国際Aマッチウィークに対戦するのはFIFAランキング2位のブラジルと5位のベルギー。チーム事情により、リオデジャネイロ五輪出場が叶わなかった久保にとっては胸が躍るカードだ。「相手がどういう選手なのかも分からないので、やりながらいろんなものが見えたら良いと思う」という言葉からは、ブラジル代表FWネイマールらから何かを盗み取ってやろうという意欲もうかがえる。

 今季は開幕当初こそ調子が上がらずに苦しんだが、10月に入ってから3ゴールと、自身の状態が上がりつつあることも、強豪との対戦が楽しみである要因だろう。「自分に足りないものを感じられると思うし、そこは感じにいきたい」。物静かな口調の奥に決意をにじませた。

(取材・文 矢内由美子)


●海外組ガイド