七五三の初穂料の渡し方

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子供の成長を祝うイベントである七五三。お参りする神社には初穂料という謝礼を渡すのが一般的である。しかし初穂料の金額やマナーについて認識が薄く、困った経験がある人もいるのではないか。「教えて!goo」にも「七五三の初穂料」と、初穂料についての質問があった。そこで、いつ、どこで、どのように渡したらよいかをマナー講師の小原悦子さんに聞いた

■渡す時の流れ

まず、七五三の祈祷の流れと、どのタイミングで誰に渡すのかを教えてもらった。

「まずは祈祷を受ける神社に予約を入れましょう。土日は特に混み合うことがあります。神社に着いたら、社務所、または受付に行きます。そこで、七五三の祈祷の申込みをします。申込書がある場合は必要事項を記入します。無い場合は受付の方に祈祷の希望を伝えます。その際、一緒に祈祷料として初穂料を渡します」(小原さん)

混んでいる場合は予約し、当日は着いたらまず受付に行くようだ。そこで気になるのが相場だ。

「初穂料の相場は5,000円〜10,000円のようですが、事前に祈祷を受ける神社のホームページで初穂料を調べたり、神社に電話をかけて尋ねてもよいでしょう」(小原さん)

相場は神社によって多少の違いがある。事前に確認しておくのがよいだろう。

■のしの書き方

のしにもいろいろあるが、初穂料の場合はどうしたらいいのか。

「お慶び事ですので、金封は紅白の蝶結びの水引(みずひき)とのしがついたものを使います。金封の表書きは、水引の上部中央に『御初穂料』と書き、下部中央に七五三の祈祷を受ける子供の姓名を書きます。中袋の表の中央に『金〇〇円也』と縦に書きます。中袋の裏には左側に住所と子供の姓名を書きます」(小原さん)

お祝い事に白黒の水引などは、間違っても使わないようにしよう。また、使う文字にも決まりがあるという。

「金額を表す場合は、漢数字を使います。『一』→『壱』、『二』→『弐』、『三』→『参』、『五』→『伍』、『十』→『拾』、『千』→『阡』、『万』→『萬』となります」(小原さん)

漢数字は、にじむと読みにくくなってしまう。丁寧に、体裁よくまとめよう。

■のしはさらに袱紗で包んで持参

これで準備はできた。最後に当日、初穂代をどのように持参するかも聞いた。

「そもそも初穂料とは、神様に豊作の感謝をする際に、神前に収穫したばかりの初穂を捧げていたことからきています。現在は初穂そのものではなく、初穂代としてお金を金封に包んで捧げるようになりました。そのため、金封には新札を用意し、新札を包んだ金封は袱紗(ふくさ)に包みましょう」(小原さん)

袱紗とは、のしをさらに包む財布のようなものである。なお、袱紗から出す際にもマナーがあるという。

「受付で渡す際は、袱紗を解いて、金封の文字が相手に読める向きに向けなおし、丁寧に渡します。その時『ご祈祷、よろしくお願いいたします』と一言添えてお辞儀をすると、より丁寧です」(小原さん)

七五三はお祝いの場であり、歴史ある年中行事の一つでもある。初穂料を納める際には以上のことを参考に、落ち着いて丁寧な対応を心がけよう。

●専門家プロフィール:小原悦子
客室乗務員を経てエアライン就職を指導し、客室乗務員CAの難関採用試験合格者を多数輩出。培った接客・サービス経験でビジネスマナーからエレガントマナーまで幅広く手がけるマナー講師。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)