ジュリアン・ベネトー【写真:Getty Images】

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世界ランク83位のベネトーが、2時間を超える激闘を制して準決勝進出

 男子テニスのBNPパリバ・マスターズは7日目の3日(日本時間4日)、シングルス準々決勝で世界ランク83位のジュリアン・ベネトー(フランス)が同5位のマリン・チリッチ(クロアチア)を7-6、7-5のストレートで下し、ベスト4進出を決めた。35歳のベテランがコート上で見せた「歓喜の大の字ポーズ」をATP公式中継サイトの「テニスTV」が公式インスタグラムに動画付きで紹介。ファンから「ブラボー!」「アメージングな瞬間だ」などと声が上がり、感動を呼んでいる。

 まさに大金星だった。

 第1セットをタイブレークの末に7-6で先取。第2セットもシード選手のチリッチ相手に一進一退の攻防を展開し、最後まで集中力を切らさなかった。6-5で迎えた第12ゲーム、相手のサービスゲームを見事にブレイクして、2時間3分に及ぶ激闘を制した。

 勝利の瞬間、ベネトーは思わずラケットを手放し、歓声と拍手を送るファンで埋まったスタンドを見て信じられないといった表情を浮かべた。そして、そして主審と握手をかわすとコート中央に戻ると、感極まり大の字になった。

 およそ10秒間、余韻に浸る様子を「テニスTV」も動画付きで紹介。引退を示唆しているベネトーに対し、「なぜ引退するんだ、すごく上手いのに。もう2年を彼にあげてよ」とつづると、ファンからも「ブラボー、ジュリアン!」「おめでとうジュリアン! 今週は見ていて楽しかったよ」「素晴らしいよ、アミーゴ!」「アメージングな瞬間だ」と祝福のメッセージが多数寄せられた。

ATPも「夢は続いている」と速報 悲願のツアー優勝にたどり着けるか

 今大会にワイルドカード(主催者推薦)で参戦したベネトーは、1回戦で若手有望株の世界ランク49位デニス・シャポバロフ(カナダ)を下すと、続く2回戦で同15位のジョー=ウィルフリード・ツォンガ(フランス)、3回戦で同10位のダビド・ゴフィン(ベルギー)と、自身よりもランキング上位の実力者を次々と撃破。この日もチリッチを下し、マスターズ1000で5度目となる準決勝進出を果たした。

 ATP公式サイトも「夢は続いている」と見出しを立て、ベネトーの快進撃を速報。いまだシングルスのツアータイトルを手にしていない35歳はこのまま快進撃を続け、悲願の優勝にたどり着けるか。準決勝は世界ランク22位のジャック・ソック(米国)と対戦する。