クルマ音痴の東京カレンダー編集者・船山を一人前のクルマ担当に育てる本連載。自動車を得意とするベテランライター・サトータケシが、全日本クルマ音痴代表の編集部員船山(通称ふなっしー)に、わかりやすくクルマの魅力を解説します。

今回のテーマは、「自動運転ってよく聞くけど、もう手放しで運転できる時代がきたの?」



いざ、スバルのアイサイトを体験してみた!

船山:いやぁ、サトーさん、感慨深いですね〜。我々もついに、自動車メーカーの新型車試乗会にお招きいただくようになりました!

サトー:連載開始から苦節3年!

船山:本日は、スバルの新型レヴォーグの試乗会会場からお届けしています。で、私、お尋ねしたいのですが、今日の試乗のポイントはどこにあるでしょう?



【サトー’s RECOMMEND】SUBARU LEVORG。新型LEVORGにはアイサイト・ツーリングアシストが搭載され、より安全なクルマへと進化した。安全性以外にも、ファン・トゥ・ドライブ性や、広い荷室などの実用性でも高評価

サトー:ふなっしー(註:船山は編集部の一部でこう呼ばれる)は、スバルのアイサイトは知ってる?

船山:もちろん。ぶつからないクルマというやつですよね。

サトー:そうそう、危険を察知するとドライバーに注意を促して、それでも危ない状況になると自動でブレーキがかかる技術。このアイサイトの新機能、アイサイト・ツーリングアシストを体験するのが今日のポイントだね。

船山:あの、いまさらで恥ずかしいんですが、アイサイトの自動ブレーキって、どんな仕組みですか。

サトー:簡単に言うと人間の目と同じ仕組み。ステレオカメラというのが前方を認識しているんだけど、人間の目と同じで左右のカメラで見るから距離がわかるんだ。で、頭脳にあたるソフトウェアが「危ない」と判断すると、自動でブレーキがかかるってわけ。

船山:なるほど、人間にたとえていただくとよくわかります。

サトー:ではそのアイサイトの新機能、ツーリングアシストを実際に体験してみようか。

船山:というわけで、私はいま、新型レヴォーグのハンドルを握って、首都高速のETCゲートを通過しました。

サトー:へぇ、ふなっしー、結構運転うまいじゃん。

船山:はい、宇都宮でタウン誌の編集者をやっていた頃は、栃木中を走り回っていましたから。

サトー:宇都宮にもタウン誌があるんだ?

船山:サトーさん、宇都宮の人に刺されますよ。宇都宮は猖夢愿譴離僖雖瓩箸盡討个譴覯屬療圓如群馬や茨城の人はわざわざ宇都宮まで遊びに来るんです。

サトー:君こそ群馬や茨城の人に刺されるよ。くだらない話をしている間に首都高湾岸線に入ったね。よし、スイッチでアイサイト・ツーリングアシストを試してみよう。


いよいよ首都高に乗ってアイサイトを体験!


船山:さっきスバルの方に教わったこのスイッチですね。スイッチオン! おっ、液晶画面に「ACTIVE」の表示が出ました!

サトー:これで前のクルマに付いて行くから、アクセルもブレーキも踏む必要はないんだ。足をペダルから放しちゃっていいよ。

船山:うぉー! ホントだ! 勝手に加速したりスピードを落としたり、自動で付いて行きます!

サトー:ま、この機能は以前からアイサイトにあったんだけど、ツーリングアシストではハンドル操作もアシストするんだ。

船山:サ、サトーさん、本当です! ハンドルも勝手に動いて前のクルマに付いて行きます。

サトー:これもさっき説明したステレオカメラの働きで、前方の車両をロックオンすると同時に、車線も見ている。だから車線の真ん中をキープしながら前のクルマに付いて行くように作動するんだ。

船山:すっげー、アクセルもブレーキも勝手に操作してくれて、おまけにハンドル操作までアシストしてくれるなんて、こりゃもう自動運転じゃないっすか!


その他の自動運転が可能なクルマって?

その他の自動運転が可能なクルマって?

【TESLA MODEL 3】ニッポン上陸が待たれる話題のモデル。全世界で約40万台の予約が殺到した話題車。この夏より米国でデリバリー開始、現地価格は3万5,000ドルから(日本価格は為替の関係で変動あり)。テスラのオートパイロット機能は“ ほぼ自動運転” と呼びたくなる完成度を誇る



【Mercedes-Benz S-Class Sedan】自動車の父は、自動運転車の父も目指す。新型Sクラスでぜひ試したいのは、高速道路でウィンカーを出すだけで車線変更をする機能。編集部・船山よりはるかに上手。スマホの操作で外から車庫入れ、車庫出しができるリモートパーキングアシストにも仰天


サトー:その感動はわかるんだけど、自動運転とはちょっと違うんだな。スバルの考えは、運転を自動化して便利になる、ということはないんだ。

船山:へぇ、だったら何を目指してこんなすごい機能を?

サトー:スバルはあくまで、運転をアシストすることで事故を減らし、安全性を高める目的でアイサイトの技術を進化させているんだ。だからふなっしー、ハンドルから手を離しちゃダメだよ。

船山:実はさっき、少しだけハンドルから手を離したら、画面表示でレヴォーグに注意されました。

サトー:もちろん、メーカーによって考え方はいろいろあるけど、自動運転、自動運転と騒ぎすぎてる気はするね。

船山:と、言いますと?


果たして、完全なる自動運転が実現するのはいつ?


サトー:アメリカの自動車技術会の便宜的なレベル分けだけど、完全な自動運転をレベル5だとすると、現時点ではまだレベル2。あくまで運転をサポートする技術だというのがいまの状況なんだ。

船山:な〜んだ、レヴォーグのアイサイト・ツーリングアシストを経験したら、すぐに自動運転が実現しそうな気がしました。

サトー:将来的にはそうなるだろうし、ふなっしーが生きているうちには実現するだろうけど、いまはまだ運転支援装置であり、安全性を高めるための技術だね。

船山:でもこの装置、安全につながるし、運転中の疲れも軽減してくれますよね。


こんなクルマも自動運転が可能!!

【Audi A8】渋滞中の高速道路における自動運転機能を備える。日本導入は2018年か



【NISSAN LEAF】新型は駐車時の操作をすべて自動で行うプロパイロットパーキングのできが秀逸


サトー:そこに気付けば初めての試乗会は合格でしょう。アイサイト装着車は非装着車に比べて追突事故が84%も減ったという統計もあるし、運転の疲労が減れば目的地で思い切り遊んだり仕事をすることができる。大いに意義がある技術だよ。

船山:一度これを経験しちゃうと、この種の装置が付いていないクルマには乗れない気がします。

サトー:そう言う人は多いね。せっかくだから、スバル以外にも進んだ運転支援装置を装備するニューモデルを紹介しておこう。

船山:それにしても快適です。このまま宇都宮まで行けそうです。

サトー:宇都宮で何をするの?

船山:もちろん『宇都宮カレンダー』を立ち上げますよ!


〜サトータケシ今回の教訓!〜
自動運転はもうちょい先現時点では安全装備だと理解すべし


本日発売の月刊誌「東京カレンダー12月号」は一冊丸ごと、渋谷特集!

大人が再び「渋谷」に行きたくなる情報だけ掲載!


渋谷は若者だけの街じゃない!大人が本当に使える渋谷の情報は最新号「東京カレンダー12月号」に!

恵比寿、表参道には行くけど、最近、渋谷に行っていない、そんな大人に捧げる保存版・渋谷パーフェクトバイブルだ!

【月刊誌のお求めは・・・】
・最新号をすぐに手に入れたい方はこちらからお求めください!
・大好評!「定期購読プラン」がとにかくオススメ!
雑誌とデジタル版の両方が楽しめて、なんと最大半額!!あなたも、定期購読で『東京コンプリート』を目指そう!

※リンクはFujisan.co.jpに移動します。
※東京カレンダーは毎月21日頃の発売です。今月は10/21(土)!