日本の国民食「カツ丼」ですが、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNY在住の著者・りばてぃさんによると、アメリカではNYを除き、ほとんど本格的なカツ丼を食べられる店はないようです。しかし最近、日本のアニメ「ユーリ!!! on ICE」を見て、主人公の好きなカツ丼を実際に作ってみたという人の記事がNYタイムズ紙で話題を呼び、実際にカツ丼を作るアメリカ人が急増しているとか。これがきっかけとなり、アメリカでカツ丼ブームが巻き起こるのでしょうか?

そのうちアメリカでカツ丼がブームに!?

NYタイムズ紙に興味深い記事を発見。

日本のアニメの「ユーリ!!! on ICE」をみたアメリカ人の記者が番組中に出てくるカツ丼がとても美味しそうだったので、手作りしてみたという記事。

(ご参考)

この「ユーリ!!! on ICE」というアニメは、フィギュアスケートの特別強化選手である主人公の勝生勇利くんとその仲間たちの熱いスポ根ストーリー。

(ご参考)

勇利くんはカツ丼が大好き。

ドラえもんのどら焼きのような位置付けでカツ丼が描かれている。

スケートが上手くいったときや、逆に失敗やスランプでの落ち込んだ時にカツ丼を食べる。

そんなわけでカツ丼がよく登場するのだ。

その記者は、アニメのストーリーにハマって一気に動画を視聴。

物語の内容以上に、脇役であるはずのカツ丼が食べたくて仕方なくなったのだそうだ。

ちなみに、アメリカではカツ丼はお寿司やラーメンほどポピュラーではない。

ニューヨークは特殊な街なので日本食の本格的なトンカツ専門店があったりするが、アメリカのその他の都市では、本格的なカツ丼を食べられるお店はほとんど存在しないのではないだろうか。

そんなわけで、NYタイムズ紙の当該記事には、「ユーリ!!! on ICE」の説明に加えて、カツ丼を作った実体験も熱く語られている。

むしろ、カツ丼を作った話のほうがメインになっているほどだ(笑)。

ほんの一部(以下、読みやすいようにわけているが記事中では1段落分)だが以下のような感じになっている。

With a plastic mandoline, I shaved half an onion and put it in another pan with dashi, soy sauce and mirin, simmering it until the onion went floppy and translucent.

I added ginger, because in her cookbook “Japanese Farm Food,” Nancy Singleton Hachisu writes about adding a little julienned raw ginger to her broth, before sliding the cutlets into the pan.

While Whitney opened some beers, I cracked eggs into a small bowl, broke them up with a fork and poured them over the breading.

Within a few minutes, the egg was set at the edges of the pan and the rice was ready.

I piled everything in bowls and scattered some scallion on top.

 

簡易和訳

プラスチック製のマンドリンという調理器具で、半分の玉ねぎを剃り、別の皿に入れ、醤油とミリンを入れ、玉ねぎが半透明になるまで煮込む。

生姜を加える。

なぜなら、ナンシー・シングルトン・ハチスさんの著書「日本の農作物」によると、カツレツをパン粉に滑り込ませる前に、少量の生姜をスープに加えるとのこと。

友達が横でビールを開けている間に、私は小さな鉢に卵を割りフォークで混ぜ、トンカツの上に注いだ。

数分以内に、卵は鍋の端で固まり、炊けたご飯の上にすべてを乗せて、さらにネギを散らした。

まるで料理レシピの記事のようだ。

この記者さんのカツ丼に対する熱意が記事から伝わったのか、その内容に興味を持った読者の皆さんもこれをもとに実際にカツ丼を作ってみたと報告コメントが続々と入り、NYタイムズの公式サイト上で異例の盛り上がりをみせている。

なかなか興味深い。

(ご参考)

こうしてカツ丼について書いているとカツ丼が食べたくなっちゃうから不思議だ。

寿司、ラーメンに続いてひょっとすると、そのうちカツ丼がアメリカで新たなブームとして注目を集めるかもしれない。

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