セレッソ大阪DF木本恭生

写真拡大

 チームを決勝へと導いた男だ。10月8日に行われた準決勝第2戦G大阪戦、1-1で迎えた後半アディショナルタイムに劇的な決勝弾をヘディングで決めたセレッソ大阪DF木本恭生は、試合後のインタビューで「人生の中でも一番に入るくらいの嬉しさです」と喜びを爆発させていた。

 翌4日に決勝を控え、「いつも通りにやろうと思って練習した」と試合会場となる埼玉スタジアムで前日練習。明日はファン・サポーターで満員になることもあり、「観客が入ったら緊張したり、ちょっと興奮すると思う」と話しつつも、「落ち着いて自分らしくやりたい」と冷静に試合に入ることを意識している。

 リーグ戦では先発定着には至っていなかったが、ルヴァン杯では全試合先発出場を続け、3得点を記録。そのうちの2得点を準決勝G大阪戦(第1戦と第2戦で1点ずつ)で記録した。そして、準決勝以降のリーグ戦では3試合連続先発出場を続けるなど、上昇気流に乗っており、本人もルヴァン杯が「自分を成長させてくれた大会」だと話し、「本当に感謝したい」と続けた。

「メディアに取り上げてもらうことが多かったし、あのゴールで自分のことをちょっとは注目してもらえたと思う」と準決勝第2戦の劇的決勝ゴールの影響を語ると、注目を集めることは「やっぱりサッカー選手としては非常にうれしいこと」と白い歯を見せた。

 しかし、本職は守備だと当然自覚している。決勝では「守備の選手として、まずは無失点に抑えることを大事にしたい」と強力な川崎F攻撃陣の前に立ちはだかる覚悟だ。そして、ゴールを守り抜きさえすれば、「攻撃的な選手は日本を代表する選手が多いので、点は取ってもらえると思う」とFW柿谷曜一朗、FW杉本健勇、MF清武弘嗣らを擁する攻撃陣が必ずゴールを奪ってくれると信じている。

(取材・文 折戸岳彦)


●ルヴァン杯2017特設ページ