右太ももの負傷から復帰した大島。決勝戦に向けて入念に準備を進める。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 川崎フロンターレが11月3日、埼玉県内にて翌日のルヴァンカップ決勝戦に向けて公式練習を行なった。
 
 MFの大島僚太は、9月23日の27節・神戸戦で負傷(左太もも裏の肉離れ)。約1か月間、戦列を離れており、10月末に復帰したばかりだが、この日は、溌剌とボールを蹴り、トレーニングに汗を流した。本人も「足は大丈夫」だという。
 
 この決勝が、約1か月ぶりの公式戦。「多少は変な感じもするかと思いますけど、そんなことも言ってられないです。それに、チームメイトとやるべきことを明確にして臨めば、そんなに困ることなくできる」と、万全とは言えないものの、焦りはないようだ。
 
 逆に大一番に対する気負いもない。「リハビリして復帰できるタイミングが、たまたま決勝前だっただけ。緊張するかは分からないけど、そんなに考えすぎずプレーすれば良いかなと思います」という落ち着きぶりだ。
 
 冷静沈着なこのプレーメーカーは、決勝の相手であるC大阪の印象を「全体的に個の能力が高い。とくに攻撃陣はすごくコンビネーションが良い」と語り、「試合展開は予測も出来ない。起きた状況をそれぞれ話しながら、個々で判断しながらプレーすることが大事になる」と、局面での判断力がポイントのひとつになると口にする。
 
「僕はフロンターレの歴史のなかでも浅い方で、サポーターの方が望んでいる。(中村)憲剛さんは長くやっているので、あの人のためにも優勝したい」
 
 ナビスコカップ時代を含め、これまで3度の決勝進出を果たしたが、いずれも準優勝に終わったチームに、カップ戦初タイトルをもたらせるか。ギリギリで帰ってきた背番号10がクラブ史に名を刻む決意だ。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWeb)