負傷から復帰したMF阿部浩之

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 “タイトル請負人”としての責務を果たす。4日のルヴァン杯決勝で悲願の初タイトルを目指す川崎フロンターレだが、MF阿部浩之はG大阪時代の14年に前身のナビスコ杯優勝を経験。同年の3冠、15年度の天皇杯と4つのタイトルを獲得し、今季より完全移籍で川崎Fに加入した。

「今から伝えられることがあれば伝えるけど、チームが違うし、高ぶっている選手もいない。いつもどおりやれば問題ないと思う」。タイトル獲得経験者としてチームに伝えることがあるかという質問に淡々と応じた阿部は「タイトルが取りたくて来ているし、目の前にチャンスがあるので何が何でも取りたい。また違う景色が見えるんじゃないかと楽しみにしている」と、移籍初年度でのタイトル獲得に意欲を燃やした。

 決勝はG大阪時代のライバルでもあるC大阪が相手とあって、「個人的にはほとんど負けたことがない」とニヤリ。「チームが違うし、勢いに乗ったらいいチーム。難しい試合になるとは思うけど、チーム力、経験値はこっちが上。いつもどおり自分たちのサッカーをすれば勝てる」と自信を見せた。

 9月23日のJ1神戸戦で負傷交代。右膝骨軟骨損傷で全治約1か月と診断されたが、ギリギリのタイミングで決勝に間に合った。決勝はベンチスタートが濃厚だが、「もし出番が来たら、そのときの状況に合わせてプレーしたい」と、流れを変えるプレーも期待される。「(自分が)出ずに勝てればそれでいい」。そう言って報道陣を笑わせると、「勝てば何でもいいです」と、チームとしての勝利、タイトル獲得に集中した。

(取材・文 西山紘平)


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