川崎、“負の歴史”払拭へ ルヴァン杯優勝で悲願のシルバーコレクター返上なるか

写真拡大

今やJリーグ屈指の強豪も、その歩みは“シルバーコレクター”のレッテルとの戦い

 J1川崎フロンターレが“負の歴史”の払拭に挑む。

 4日のルヴァンカップ決勝では、大会初優勝を懸けてセレッソ大阪と対戦。今やJリーグでも屈指の強豪クラブとなった川崎だが、その歩みは“シルバーコレクター”のレッテルとの戦いでもあった。

 川崎が国内三大タイトルで初めて優勝目前まで上り詰めたのは、J2優勝を果たしてJ1初年度となった2000年。ルヴァンカップの前身ナビスコカップで決勝に進出したが、鹿島アントラーズに0-2で敗れて準優勝に終わった。これが、現在まで続く川崎のシルバーコレクターのスタートである。

 J2降格を経てチームを立て直した川崎は、06年にはリーグ戦でも上位を争った。最終節の直接対決で浦和レッズがガンバ大阪を破って優勝を決めたシーズンだが、最終成績は川崎が2位。最終節の時点で優勝の可能性はなかったが、2度目の「2位」はこの時だ。

 07年はナビスコカップ決勝でG大阪に0-1で敗れて準優勝。翌08年から2年連続でリーグ戦2位、さらに09年はナビスコカップ決勝でもFC東京に0-2で敗れて3度目の準優勝と、あと一歩のところで優勝に手が届かないシーズンが続いた。

勝負弱さと決別できるか“運命の時”

 記憶に新しい昨季はリーグ戦の第1ステージで2位、年間勝ち点2位でチャンピオンシップに進出するも、準決勝で鹿島に0-1で敗れて最終結果は3位。さらに、その雪辱を期した天皇杯でも決勝で鹿島に1-2と延長戦の末に敗れて準優勝と、国内三大タイトルの全てで準優勝のみを経験するという史上初の“シルバーコレクター”ぶりを発揮してしまった。

 そして今季、川崎はルヴァンカップで4度目の決勝進出。対戦相手のC大阪も同大会の優勝経験はなく、ともに初タイトルを狙う一戦となる。これまでの勝負弱さと決別できるか、川崎は“運命の時”を迎える。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images