犬が飼い主のいた場所に行きたがる心理

今まで自分が座っていた場所を見ると、いつのまにか愛犬がそこに座っているという経験はありませんか?もしもそのような経験が頻繁に起こるようであれば、愛犬は意図的に飼い主さんがいた場所に行っているのかもしれません。

1.飼い主の匂いを嗅いでリラックス

犬は飼い主の匂いが付いているところが大好きです。なぜならば飼い主の匂いを嗅ぐことで、安心感を得ることができ、リラックスすることができるからです。

直前まで飼い主さんが座っていた場所には、もちろん他の場所よりも飼い主さんの匂いが強く残っているため、安心感を求めてその場所に行っている可能性は高いです。

例えば飼い主さんがいた場所に行き、眠るようであれば、飼い主さんの匂いを嗅ぎ安心感を得ることで、できるだけぐっすり眠りたいと考えているのでしょう。

2.飼い主の匂いによってお気に入りの場所となっている

やはりこちらも飼い主さんの匂いが関係しているケースです。飼い主さんの匂いが付いている場所は、安心感を求めている犬にとって最高の場所であることはお話ししました。

それと同じように飼い主さんの匂いが強く残っている飼い主のいた場所が、犬にとってのお気に入りの場所となっており、飼い主さんが違う場所に行った瞬間にそのお気に入りの場所を確保している可能性があります。

この場合、飼い主さんが戻ってきた時に「どいて」という仕草をすると簡単にその場所から離れ、その後飼い主さんに寄り添うようにくっついてくることが多いです。飼い主さんが大好きだからこそ起こる心理と言えるでしょう。

3.同等の立場だと認識している

飼い主さんが元いた場所を離れることで、すかさずその場所に行き、飼い主さんが戻ってきてもその場所を決して離れないというのであれば、犬自身が「自分は飼い主さんと同等の立場である」と認識している可能性があります。

犬は元々リーダーなどの自分よりも上位の立場である者と寝床やお気に入りの場所を一緒にはしません。もしも座っていた場所がよく飼い主さんが座る場所であったり、眠る場所ならば、「飼い主さんも座っているんだし、いいよね」という心理状態なのです。

このままエスカレートしてしまうと立場が逆転してしまう恐れもありますので、もう一度上下関係を見直すなど、今の立場状況よりもエスカレートさせないように努力しましょう。

4.飼い主さんが離れるのを待っていた

同等の立場だと認識している可能性も考えられますが、飼い主さんが座っていた場所が、元々犬のお気に入りの場所であるならば、「そこに座りたかったけれど、飼い主さんが座っているから」と飼い主さんが離れるのを待っていた可能性もあります。

この場合、2つのパターンが考えられます。1つ目は、ただ単に飼い主さんがその場から離れなかったから、遠くから「いつ違う場所に行ってくれるのかな」と観察していたパターンです。なんだか飼い主としては寂しい感じもしますね。

もう1つはしっかり上下関係が成り立っているからこそ、「今は飼い主さんが座っているから、邪魔してはいけない」と思い、遠くから自分の番が来るまで待っていたパターンが挙げられます。

この場合は、飼い主さんの方が立場が上であることを理解しているからこそ、自分の順番まで待機していたと考えられるのです。

5.甘えたいけれど我慢している

犬は飼い主と一緒に遊んだり、構って貰うことに幸せを感じます。

上手に甘えることができる子は良いですが、ほとんどの家庭ではしっかりとしつけが行われており、その中でも甘えることが上手な子と無理矢理にでも我慢してしまう子と人間のように個体差があることもあるのです。

この場合、やはり飼い主のいた場所には飼い主の匂いがしっかりとついているので、飼い主さんが元いた場所へ行き、そこへ寝転がったり、座ったり、匂いを嗅ぐことで「甘えたい」という感情を満たしているのかもしれません。

普段、自分からあまり甘えてこない子でも「甘えたい」と思っていることは珍しくありません。特に主従関係がしっかりできている関係であれば、飼い主が忙しそうにしている様子を見て我慢していることがあります。

もしも構ってあげる時間が少ないと感じていたり、遠くから視線を感じることが多いのであれば、少しコミュニケーションをとる時間を多く設けてあげても良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このように犬が飼い主さんが座っていた、あるいは寝ていた場所に行きたがる理由は様々です。場合によっては関係改善の努力が必要なケースもありますので、日頃の愛犬との関係性を踏まえた上で判断するようにしましょう。