マルセイユの元フランス代表DFパトリス・エブラ【写真:Getty Images】

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元フランス代表DFがサポーターと口論&顔面キック、各国メディア特集「暴君カントナのよう」

 欧州サッカーでサポーターに蹴りを入れ、試合前に一発退場になる前代未聞の事態が発生。日本代表DFの目の前で起きた衝撃シーンを、ブラジルのサッカー専門メディア「Doentes por Futebol」公式ツイッターが動画付きで紹介し、各国メディアが特集。「暴君カントナのよう」と報じるなど、衝撃が広がっている。

 その足はボールではなく、ファンを蹴るためにあるのか。サポーターに蹴り、しかも試合前に一発退場という全体未聞の事態を演じたのは、フランスリーグ1部の元フランス代表DFパトリス・エブラだ。

 2日(日本時間3日)の欧州リーグ、グループステージ第4節ヴィトーリア戦の試合前だった。ウォーミングアップ中、ゴール付近の広告看板の裏に降りてきた自チームのサポーターとエブラの口論が発生。気付いたチームメート、関係者が20以上殺到し、制止に入った。しかし、エブラは広告看板を挟む形でサポーターの顔面付近をめがけ、なんと左足でハイキック。ゴール裏付近は騒然となり、エブラは試合前にも関わらず、一発退場となった。

 一連の模様を、ブラジルのサッカー専門メディア「Doentes por Futebol」公式ツイッターが動画付きで紹介。「エブラは試合が始まっていないにも関わらず退場となった。理由はオリンピック・マルセイユのサポーターへの顔面蹴りだ」とつづり、さらにマルセイユの日本代表DF酒井宏樹も止めに入り、目が点になって写り込んだ決定的瞬間の写真も掲載している。

各国メディア「暴君カントナのよう」、問題行動後は子供たちと仲良く写真撮影?

 前代未聞の事態は世界に衝撃が広がっている。英公共放送BBCは「マルセイユがヨーロッパリーグのヴィトーリア戦で敗戦する前、パトリス・エブラが自分のチームのサポーターの頭にキックして退場」と報じているほか、欧州のみならず、米FOXスポーツも伝えている。

 さらに、英大衆紙「サン」は「レフェリーに退場を命じられる前のパトリス・エブラのマルセイユサポーターへのキック。元マンチェスター・ユナイテッドの名手の暴力的なシーン」、スペイン紙「マルカ」は「エブラが暴君カントナのようにサポーターに蹴りを入れ、追い出されることに」とかつてサポーターにカンフーキックを見舞ったエリック・カントナに例えて表現している。

 ただし、英紙「ミラー」は「パトリス・エブラは自身のサポーターへ空手キックをお見舞いした数分後、子供たちと仲良く写真撮影」と伝え、問題行動の後に子供たちにファンサービスを行っていたという。

 試合は敵地で0-1で敗戦。ただ、試合の結果以上に元フランス代表の一流選手が起こしてしまった“衝撃の顔面キック”の方がインパクトを与え、世界に波紋を広げている。