撮影●諸井純二

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11/3金に第4話の放送を迎える、ヒューマン医療ドラマ「コウノドリ」(TBS系)。リレー連載第2回は、シーズン1から2年を経て、後期研修医から専門医へと成長した新生児科医・白川領を演じている坂口健太郎が登場! 白川役への取り組み方や作品の魅力などのほか、プライベートでの本音にも迫る!

【写真を見る】「赤ちゃんがいると頬が勝手に緩むんです」と話す坂口健太郎/撮影=諸井純二

■ 赤ちゃんへの接し方から、白川の成長が見えるように

―前作から2年ぶりに白川先生を演じていて、今、どんなお気持ちですか。

1の撮影中にみんなで「続編ができたらいいね」って話していたんですが、また白川先生役をできてうれしいです。空いていた2年の間、街で小さな子供が「白川先生だ!」って話し掛けてくれたり、お母さんが「子供がおなかにいるときに見ていました」と声を掛けてくれたりすることが本当に多くて。いろんな役をやってきましたけど、そんなことは初めてでしたね。

―今作で成長した白川先生を演じるにあたって、特に意識していることや大切にしていることを教えてください。

1では今橋先生(大森南朋)を追いかけて、ただ先を見ているだけで良かったんです。でも2では後輩がいるので、後輩たちに自分の背中を見せてあげなきゃいけない。そういう気持ちが大きいことと、白川の発言は台本のセリフがすでに“専門医の白川”としての発言になっているので、動きの方を意識しているかもしれないですね。例えば、赤ちゃんに挿管するシーン。1では挿管の練習をするシーンもあったんですが、2ではチューブを受け取る動きや目線にも気を付けています。本物のお医者さんは、チューブを受け取るときも赤ちゃんをずっと見たままなんですよ。あとは、生まれた赤ちゃんを産科の先生から受け取った後の一連の動きが、ちゃんと体になじんで見えるように、嘘のないように。2話で、挿管した赤ちゃんが泣かなくて背中をさするシーンがあったんですけど、撮影したときに監督が「白川がめちゃくちゃ成長しているように見えて本当に良かった」と言ってくださって、とてもうれしかったです。

■ 撮影現場ではチームの一体感を強く感じています

―ドラマを見ていると医師ならではの細やかな動きも多いようですが、坂口さんは元々、手先は器用な方ですか?

器用に見せるのがうまいかもしれないですね。実際に心の中では「やべー、やべー」と思ってるんだけど、さらっとやれちゃいそうな雰囲気を出すのがうまいかもしれないです(笑)。でも最近、気を付けた方がいいかなと思っていて。前作の「ごめん、愛してる」(TBS系)でピアニストの役を演じたんですが、ピアノをめちゃくちゃ練習して弾いていたのに、簡単にできているように見られちゃって、損だなと思ったりして(笑)。

―撮影現場の雰囲気はいかがですか? 最近、印象に残っているエピソードを教えてください。

先日、明るいシーンの撮影のときに、(四宮役の星野)源さんが笑いをこらえきれなくなっていたんです。四宮先生はクールな役だから、カットがかかった後に源さんが「やばい、今、笑っちゃってる。ニコニコしている四宮は、四宮じゃない!」ってちゃんと自分に言い聞かせていて、すてきだなと思いました(笑)。2は1よりも、シリアスなシーンはぐっとシリアスになっていて、お医者さん側の話も正直に描いているからこそ、きついシーンもあるんです。時々明るいシーンをみんなで楽しんでやって、きついシーンや緊張感のあるシーンにみんなで向かっていく。1をやったからこそ、チームの一体感をすごく感じています。

■ 赤ちゃんがかわいくて勝手に頬が緩むんです

―「コウノドリ」の1に出演して、現在、2を撮影している真っただ中ですが、この作品に参加してご自身の実生活に影響はありましたか?

影響、すごくありました。電車の中とかで小さい子供がいるご家族や、妊婦さんに限らず女性を見かけると、親切にしたいという思いが強くなりましたね。それから、男性は妊娠や出産のことって知らないじゃないですか。1のときに友達も「初めて大変さを知った」って連絡をくれたんですが、2も、個人的に男性にも見てほしいと思ってるんです。男性も知るべき話で、経験はできなくても知っておくことは大事だと思いますから。僕は今26歳で、友達に子供が生まれるということが多くなっていて、だからこそ楽しみにしてくれています。赤ちゃんが現場にいるとかわいいし、頬が勝手に緩むんです。真面目な顔ができなくなるというか(笑)。

―最後に、坂口さんが思う、シーズン2を教えてください。

1のときと同様に、赤ちゃんやご両親にちゃんと寄り添っていて、2ではお医者さんの現実も描いた正直な作品だと思います。命に関わるドラマって目をそむけたくなる瞬間があるかもしれないけど、現実に起こっていることですし、だから本物のお医者さんも見てくださっているのかなと思いますね。そして今回の台本を読んでいて難しいなと思うのが、正解は一つじゃないということ。たとえばサクラ先生(綾野剛)の想いも、四宮先生の主張も、お母さんの気持ちも、全部正しいんです。だから、みなさんに問いかけている作品でもあるんじゃないかと。いろんな捉え方があっていいと思いますし、見終わった後、いろんな話をしていただきたいなと思っています。