中国メディア・今日頭条は10月31日、東京モーターショーにメディア関係者として出席して感じた、中国のモーターショーが到底及ばない点について論じた記事を掲載した。プレス発表会一つとってもその差に驚きを抱いた作者だが、それ以外の部分についても様々な事柄が目についたようである。

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 中国メディア・今日頭条は10月31日、東京モーターショーにメディア関係者として出席して感じた、中国のモーターショーが到底及ばない点について論じた記事を掲載した。プレス発表会一つとってもその差に驚きを抱いた作者だが、それ以外の部分についても様々な事柄が目についたようである。

 まず挙げたのは、メーカーとともに教育機関が出展していることだ。記事は、今回のショーに出展している愛知総合工科高校の生徒に話を聞いたとし、生徒が「このような大型のショーに参加させてもらえることで、自動車産業の発展を知ることができるとともに、自分たちの研究成果をメーカーに見てもらうこともできる。そして自動車メーカーや部品メーカーの人と交流することもでき、とてもいい勉強になる」と語ったことを紹介。「東京モーターショーのこういう姿勢は、国内のショー主催者も学ぶに値する。もしかしたら、これが日本の自動車業界が世界の先頭を走る隠れた要因の1つかもしれない」と評している。

 続いては、秩序に関する問題だ。「煩瑣な保安検査がなく、すぐに入場できる。入場するとスタッフがプレス発表会のスケジュール表と外国語の参観案内をくれた。スケジュール表は会場と開始時間が一目瞭然になっているのだが、各発表会の時間がわずか15分となっている。これは、主催者のマネジメント能力とメーカーの協力姿勢がなければ無理な要求だ。そして、メディア関係者も仕事がしやすい。かたや中国のショー主催者はメディアにスケジュール表を配布しない。こういった部分にも、主催者のショー運営に対する意識の差が垣間見えるのだ」とした。

 記事はさらに、飲食エリアの差を指摘。東京モーターショーとほぼ同規模の成都モーターショーで設置される飲食エリアは、スペースの広さ、席の数、提供される飲食物の種類いずれをとっても東京とは比べ物にならないほど貧相であるという。また、飲食エリアに関する情報が参観案内にしっかりと記載されている点にも注目した。案内には各メーカーの試乗体験イベントの場所と時間も書かれており、北京からやって来たある記者が「こんなパンフレット、中国の主催者じゃ作れない」と感嘆したと伝えている。

 記事は最後に種類ごとに分別されたゴミ箱についても言及したうえで、「日本に対してどんな態度で接するにしても、今やらなければいけないのは日本から学ぶこと。今の中国はハード面では強くなった。学びによってソフト面の差を埋めていくことは、われわれにとって『百利あって一害なし』なのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)