【しつけ】「遊び食べ」を止めさせる方法。食べ物をおもちゃにするのは理由があった!?

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ご飯のおかずをおにぎりみたいに手で丸めたり、お団子を箸で刺して振り回したり、フォークやスプーンを楽器のようにカチャカチャ鳴らしたり…。

「食べたくない」はもう聞けなくなるかも! 子どもの“好き嫌い”をなくす12の方法

子どものこうした行動は想像力豊かですが、お行儀が悪いですよね。

このような「遊び食べ」は、どうやって直していけばいいのでしょうか。

『「テキトー母さん」流子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話しします。

子どもの「遊び食べ」を直すには?

子どもは1歳前から離乳食が始まります。ついこの間までママのおっぱいや哺乳瓶から必要な栄養を摂っていたのですから、いきなりスプーンやフォークを上手に使いこなせるはずがありません。

お腹が空いたら、目の前のご飯を食べるために手っ取り早く、手を使って食べてしまいます。

でも、いつまでも「ずっと手で食べてもいい」というわけにはいきませんよね。

そこで、次のように教えていきましょう。

子どもは手で食べ、ママが隙を見てスプーンで食べさせる(※スプーンやフォークの感触を体験させる)子どもに一口二口ほどスプーンを使わせ、後は手づかみOKとする食事の半分はスプーンで食べ、後は手づかみOKとする全部スプーンで食べる

いつまでも「遊び食べ」が直らない理由

2歳過ぎてスプーンやフォークを使いこなせるようになっても、遊び食べが直らないことがあります。それには理由があります。

お腹が空いていないから、食べたくない途中からお腹がいっぱいになってしまい、もう食べたくない食事の時間が長すぎる嫌いな食材で口に入れたくない気が散る環境で、食事をすることに集中できない

1〜5の理由別に対処法をご紹介します。

1. お腹が空いていないから、食べたくない

「お腹が空いていないから食べたくない」。これは親が決めた食事の時間と子どもの空腹のタイミングが一致していないことから起こります。

ママの「6時にはお風呂、7時には夕飯、8時には歯磨き、8時半には絵本の読み聞かせ、9時には就寝」などのスケジュールが優先になっていませんか?もしかしたら、子どもの胃の状態を無視してしまっているのかもしれませんね。

寝る時間を遅くするのはよくありませんので、次のようにしましょう。

おやつの量を少なくする夕飯の時間、例えば7時のタイミングでお腹が空くようにおやつの時間を早める外遊びを十分させてお腹を空かせる

こうして「ご飯を食べたくなる」条件をまず整えましょう。“空腹は最良のソース”という言葉があるように、お腹が空いていたら、遊び食べするのを忘れ、ガツガツ食べるからです。

2. 途中からお腹がいっぱいになってしまい、もう食べたくない

食事開始時はお腹が空いていたけれど、出された食事が大量で「これ以上食べたくない」状態になったとき、遊び食べが始まってしまいます。

親が「最低これだけは食べてね」と、子どもの食欲にあっていない大量のご飯を用意するのではなく、“子どもが食べきれる量”を出すようにしましょう。食べた後は、遊ぶものがなくなっている状態にするのです。

3. 食事の時間が長すぎる

小学校の給食の時間はだいたい20〜25分程度です。それ以上長いことはありません。ワーキングマザーが同僚とランチするときも、“会社を出る→店に入る→注文したものが出てくる→食べる→社に戻る”ここまで約1時間で、食事をしている時間はせいぜい30分くらいです。

子どもが食事中に遊び食べしてしまうのは、食事時間がちょっと長すぎるのかもしれませんよ。食事をすることに飽きてしまった証拠です。

ダラダラと長い時間食べさせるのではなく、もう少し短い時間にしましょう。

4. 嫌いな食材で口に入れたくない

嫌いなものは食べたくないのは当たり前です。だからといって、それをもて遊ぶのもよくありません。

そんなときは、嫌いなものを小指の先だけ出して「これだけは頑張って口に入れて、ゴックンしようね」と言いましょう。「苦手なものも食べてほしい」と思うのが親心ですが、たくさんの量を出し過ぎないようにしましょう。

5. 気が散る環境で、食事をすることに集中できない

ご飯を食べているとき、パソコンやテレビがついていたり、おもちゃが置いてある棚が見えている環境だったら気が散るのは当たり前です。

おもちゃ箱が目に入ってしまう環境だったら、椅子の向きを変えるだけで子どもの視界からは見えなくなり、気が散らなくなりますよ。

それでも「遊び食べ」してしまう場合は…

それでもまだ遊び食べが直らないようでしたら、次のようにしましょう。

食事前に約束する

「今から夕飯にしようね。途中でおかずで遊んだら、『ごちそうさま』だからね」

それでも、途中で遊び食べを始めたら、食事は下げてしまいましょう。後でお腹が空いても食べさせないのです。

「約束はしたけれど、後でお腹が空いたら可哀想だ」と親自ら約束を翻して、いったん下げた食事を出してしまったら、子どもからは「ママは口先だけで、実行はしない」と思われてしまいます。

徹底した親の姿勢で子どもは「食事中、お行儀悪くしていたらいけないんだ」と学ぶことが出来ます。

これは食事中に席を立ってしまうときも同じです。これで「食事中に席を立ってはいけないんだ」と学べます。

まとめ

子どもは遊びの天才ですから、食べ物をおもちゃにすることがあります。箸にマカロニを縦に並べたり、ちくわをストローみたいにして麦茶を飲んだり、遊びたくなってしまいます。

でも、大人になって遊び食べをしている人はいません。小学生でもいません。4〜5歳でもあまりいません。大人になってスプーンをン投げている人はいませんから、そのうち収まりますよ。

食べ物をおもちゃにして遊ぶのは長い人生の中で一時だけのこと。目くじらを立てることではないのかもしれません。

ただし、やっぱりマナーとしては教えなくてはなりません。そんなときは今回ご紹介したことを参考にしてくださいね。