シリア東部デリゾールで、戦車からVサインを見せる同国政府軍の兵士(2017年11月2日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(写真追加、更新)シリア政府軍と親政府派勢力は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が支配していた同国東部の都市デリゾール(Deir Ezzor)を完全に制圧した。複数の国営メディアが3日、伝えた。

 現地テレビ局のシリア国営放送は速報で、「政府軍がデリゾールの完全制圧を発表」と報道。通信社の国営シリア・アラブ通信(SANA)も、同市が「完全に解放された」と伝えた。

 またこれに先立ち、英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」も、「シリア政府軍と親政府派勢力はロシアの空爆支援を受け、デリゾールを完全に制圧した」と発表していた。

 デリゾールは、イラク国境に接し石油資源が豊富なデリゾール県の県都。ロシア空軍の支援を受けたシリア政府軍と親政府派勢力は今年9月、過去3年に及んだ同市のIS包囲網を破ると、以来市内で戦闘を続けていた。ここ数日さらに攻勢を強め、複数地区を奪還し、ISの残党を追い込んでいた。

 ISはシリアの他の地域や隣国イラクで一連の戦闘に敗れており、デリゾール陥落により、支配下に置いていた最後の主要都市を失ったことになる。
【翻訳編集】AFPBB News