ナダル「年間ランキング1位はぼくにとって大きな価値がある」

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-31歳の年間ランキング1位は最年長記録です
「誰もいないの?」
-はい、これまで誰も
「ほんとうに?」

「ロレックス・パリ・マスターズ」の2回戦でチョン・ヒョン(韓国)に勝利し、ATP年間ランキング1位が確定したラファエル・ナダル(スペイン)は次のようにコメントした。
「この1年は素晴らしかった、本当に素晴らしかったよ。もう1度ランキング1位でシーズンを終わるなんて想像もしていなかった。これは、ぼくにってとても意義深いことなんだ。今シーズンの初めはそんなこと目標にしていなかった、これっぽちも。苦しい時期から復活して、故障をようやく克服した直後に、そんな目標は考えもしなかった」

ナダルは2008年、10年、13年と年間ランキング1位に君臨しており、今回が4度目となる。

シーズン途中で世界ランク1位に返り咲くことと、シーズンを1位で終えることはナダルにとって別の栄誉であるらしく、世界ナンバーワンでシーズンを終了することに格別の価値があると感じている。

「シーズンのある時期にランキング1位になることは素晴らしいけど、その位置でシーズンを終わることははるかに意義深いと思う。どちらとも感動的だし意味のあることだけど、間違いなく大きな違いがあるってぼくは答えるかな。簡単に言うと総当たり戦みたいなもので、ランキング1位で1年を終わるというのは、そのシーズンで最も強い選手だという証しだと思うんだ」

キャリアを通じて故障と向き合い苦闘してきたナダルは、年間ランキング1位を最年長で獲得したことの意義深さも痛感している。

グランドスラムを16回制覇しているナダルはこうも語っている。
「これは、多くの成功を証明することだと思う。まず、ぼくのキャリアがとても長く、そして実り多いものだということ。次に、試合を戦うコンディションを維持してこられたということ。それから、故障がもたらす逆境にあるときも、試合に出場する熱意を持ち続けてきたこと。これまでに経験したすべてのことを考えると、とても意味のある結果なんだ。もう二度と手にすることがないと思っていたから、年間ランキング1位のトロフィーをロンドンで受け取る瞬間は心が躍るんじゃないかな」

今のナダルには、成し遂げたい目標があと2つある。それは「ロレックス・パリ・マスターズ」と「ATPファイナルズ」のタイトル獲得で、どちらともこれまで彼の手をすり抜けているタイトルだ。

「これでランキングのことを考えずにシーズン終了まで試合に打ち込めるよ。ランキングに縛り付けられていた状況から解放されて、別の目的に集中してプレーできる。まだシーズンは続いていて、ぼくはいまパリにいる。たぶん、ここはぼくのキャリアにとって最も重要な場所だと思う。この大会でベストを尽くして、シーズンの終わりにもう一花咲かせたいと思ってる」とナダルは強い意志を語った。

(テニスデイリー編集部)

※写真は年間ランキング1位が確定したナダル
(Photo by Aurelien Meunier/Getty Images)