極めた節約ネタをネットや雑誌で発信し、ついには『ずぼら主婦でもお金が貯まる!hana式袋分けファイル家計簿』という著書まで出してしまった節約系ブロガーのhanaさん。反響の理由は「夫が現在就職活動中で収入が不安定」という状況で実践してきた、リアルな節約術にあります。現在は、小学校入学前の3人の子どもたちを育てながら、hanaさんが個人事業主としても働く状態。「こうした理由で、子どもの進学のための貯金は、毎月一定額できないことを想定して、学資保険ではなく、銀行口座でまとめて自分で管理しています」。ただ、口座で管理していると、どこの口座が何用で、どれぐらいの貯金があるのか、わかりずらくなるという心配も。そこで今回は、hanaさんが実践している銀行口座の管理方法をESSE編集部に教えてもらいました。銀行口座の情報は、家族と共有できるようにシート化

「少しでもリスクをとらずに預金を増やすため、こまめに銀行を見直している」というhanaさん。夏と冬のボーナス時期に各銀行が金利アップキャンペーンを開催することが多いので、そのタイミングで、金利が高い銀行の半年〜1年の定期預金に預け替えているそうです。


そんなhanaさんが家族との情報共有のために考えたのがこちらのお手製シート。「銀行口座の数が多くなり、通帳がないネット銀行は、管理や情報共有が大変。そこで、どの銀行をなんのために使っているのか、どの口座からなにが引き落とされているのかを一覧表にして保管しています。使っていない口座も、残高を0円にして大切に保管してありますよ」。hanaさんのお宅では、夫と自分、それぞれの所有口座と、各口座の目的、引き落としがあるものを一覧にしています。「増えがちなクレジットカードも、支払日と、なにを支払っているかを一覧にしておくと管理がしやすいですよ」。増え続けるパスワードはどうやって管理する?

「ただ、ネット銀行は金利が高めでメリットがある反面、口座の保有数と同時にパスワードが増えて、管理が煩雑になるデメリットもあります」とhanaさん。「3回以上間違えるとロックがかかったり、再発行もとても大変。また、半角の大文字小文字英字を混ぜていること、数字を組み合わせていること、8文字以上、第2パスワード、自分しかわからない合言葉の設定など、セキュリティのため何重にも対策されています。カードの乱数表を使って、毎回新しいパスワードを打ち込むタイプもありますよね」。


「誕生日や電話番号、名前か車のナンバーなど、特定されやすいものはNGと言われるパスワードですが、まったく関係のない文字の組み合わせを覚えるのは至難の業。パスワード管理アプリやソフトもありますが、家族が覚えていない、自分も忘れた、アプリやソフト側の不具合やサービス終了ということもあるので、こちらも紙ベースで管理表をつくっています」。


「ポイントは、第三者にわからない家族だけの暗号を決めておくこと(たとえばka0meなど)。この暗号は記録せず、夫と自分だけが記憶しておきます。シートの方は、一部「*」マークにしておき、「*」マークの数だけ、記憶した暗号を順番にあてはめていきます。こうすることで、記号などが入った特殊なパスワードも管理できるようになりました」。例:a*****ba ⇒ 実際の打ち込むパスワードaka0meba

「面倒そうに感じますが、実際やってみるとパスワードを頭で覚えておく必要がないですし、全部違うパスワードにできるように。シートは、ほかのお金関連の書類と一緒にファイルにまとめて保管してあります」。

いかがでしたか? 死亡や事故など、いざというときに家族が困るのが銀行の数や金額、引き落としの有無。口座やクレジットカード、パスワードを共有できるようにしておけば、安心ですね。なお、パスワードをつくる際にはサイトのパスワード強度チェッカーなども参考に。また、パスワードの使いまわしは危険ですのでご注意を。

●教えてくれた人
【ライター・hanaさん】
石川県在住、30歳。夫、長女(5歳)、長男(3歳)、二女(1歳)の5人家族。節約ブログ「ずぼら節約主婦.com」を更新中。近著に『ずぼら主婦でもお金が貯まる!hana式袋分けファイル家計簿』(カンゼン刊)がある。