Twitterで話題となっている「インスタ映えを狙ったお弁当」について、販売元の静岡弁当に取材した。

「インスタ映えを狙ったお弁当」が話題

ネット上に先日、「これが今、静岡で最もインスタ映えするお弁当である」というつぶやきが投稿された。

添えられた画像を見ると、肉が上に乗ったごはんや卵焼き、揚げ物などが入った一見素朴なお弁当のようだが、ラベルに「インスタ映えを狙ったお弁当」という商品名が。

提供:七海波音(ななみ はのん)様/twitter

同ツイートはネット上で「どの辺が?」「思わず手に取っちゃいますよね」「むしろTwitter映えを狙っているのでは?」「かなり有能なブレーンがいると思われる」「どこに売っていますか?」と話題に。元となった清水港擬人化キャラ・七海波音さん(@nanami_hanon)のツイートは4日たらずで1万7千超リツイート、2万1千超いいねされた。

「インスタユーザーに楽しんでほしい」と開発

このお弁当を販売するのは、1972年創業の「静岡弁当」。40年以上継ぎ足している秘伝のタレにじっくりと漬け込んだ肉を、職人が炭火で1枚1枚焼き上げた「あみ焼き弁当」が看板メニューの、地元に愛されているお弁当屋さんだ。

提供:静岡弁当

静岡弁当の担当者に、同弁当を開発したキッカケを聞いた。

元々は店舗としてインスタグラムのアカウント(@shizuokabento_)を開設して情報発信を重要視しており、インスタユーザーさんにもウチのお弁当を楽しんで頂きたいなぁと考えておりました。

しかしながら、「インスタ映え」について何をもってそう呼ぶのか、いまひとつ良く分からない中で、彩りのよいお弁当を作るだけでなく、わかりやすくストレートなネーミングにしてみたらどうだろうという話になり開発に至りました。

中身は「日替わり」

中身の構成は定型ではなく「日替わりメニュー」。味は当たり前として、色味とバランスに特にこだわっており、食べている途中で「もういいかな」とならないように同系統の風味の素材を避けるなど、最後まで美味しく食べてもらえるように工夫しているという。

彩りの良さ(赤、緑、黄色などの具材の鮮やかな色を基調にしています)と、野菜・肉・魚・揚げ物などをバランスよく組み合わせ、静岡弁当の看板商品である「豚あみ焼き弁当」も入れています。

静岡市葵区両替町にある静岡ユーアイホテル1階の「静岡弁当 両替町店」で販売しているが、メニューそのものが日替わりのため、店頭に並ばない日もある。

提供:静岡弁当

静岡弁当「夢にも思っていなかった」

同弁当を店頭に並べていた時に、目にした客が年齢層問わず吹き出したり、「面白いね」などリアクションをしていたので、ツイッターに載せられるのかなということはある程度考えていたという。

しかし、予想を超えた反響となり、同店はSNSに「まさか自社の投稿の中で『バズる』というワードを使う日が来るとは夢にも思っていなかった」とコメントしている。

自分たちの考えたお弁当が日本中の皆さんの目に留まり、楽しんでいただけていることは本当にうれしく思っています。

「ポイントが分かる面白いネーミング」に

同店は、お弁当の「名前」にこだわりを持っているという。

今回話題になったお弁当の他にも、同店の商品には「あっ!なんか中華食べたいなぁと思ったときに食べるお弁当」や、

提供:静岡弁当

「余ったおかずで組み合わせたら豪華になったお弁当」「豚あみもおかずも食べたい欲張りな貴方へ弁当」などユニークな名前が付いている。

提供:静岡弁当

「内容を説明しているネーミング」とでも申しますか、お客さんに見て頂いたら内容や売りになるポイントがわかるような名前、ちょっと面白い名前で商品販売しています。

新鮮な気持ちとワクワクを提供したい

お弁当づくりに込める思いをこう語る。

わたくしどもは創業から45年間、変わらない美味しさを提供して参りました。看板商品である、1日1000個売れる豚あみ焼き弁当を始め、幕の内弁当、カツサンドなど、色々な商品を販売しております。

「ご来店頂くお客様に常に新鮮な気持ちとワクワク感を提供したい」という思いもあり、店頭販売メニューは、日替わりで様々なメニューを取り揃えております。インスタを狙ったお弁当の他にも、色々商品名にはこだわりがあります。これを見て楽しんでもらえたらなと。

静岡弁当の情報は、ホームページやインスタグラム(@shizuokabento_)から見ることができる。

※この記事の画像は清水港擬人化キャラ・七海波音さん(@nanami_hanon)と静岡弁当の許可を得て掲載しています。