都内で横断歩道を渡る人々(2016年5月18日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界経済フォーラム(WEF)は2日、今年の世界男女格差年次報告書(Global Gender Gap Report)を発表し、ここ10年間ゆっくりと縮小してきた男女格差が、再び拡大に転じたと警鐘を鳴らした。

 女性は近年、教育や健康をはじめとする数多くの分野で男性との平等の実現に向かって大きな前進を遂げてきており、特に北欧諸国で顕著だった。

 しかしスイスのジュネーブを拠点とするWEFが今回発表した報告書によると、この世界的な傾向は今年に入って逆行を始めたとみられ、特に職場での男女平等については、217年後の2234年まで実現不可能だという。

 WEFは「10年間にわたり、男女格差の解消はゆっくりではあっても着実に進んできていたが、今年その動きが止まり、報告書の発表が始まった2006年以来初めて男女格差が拡大に転じた」と指摘している。

 この年次報告書では、教育、健康、経済活動の機会、政治参加の4分野における男女格差をまとめている。男女間の完全平等を実現するには、現在のペースだと4分野の平均で丸100年かかると推算している。

 職場での男女平等に限った場合、2014年の時点では達成に80年必要とされていたが、それが昨年170年とペースが急落し、今年さらに217年まで延びてしまったという。
【翻訳編集】AFPBB News