探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の依頼者は、神田明菜さん(仮名・37歳)。彼女は「趣味はみっくん(夫のこと・以下同)」と言い切るくらい、旦那様が大好き。結婚10年になるのに、家にいる時はトイレ以外一緒、休日もべったりなど、旦那様の全てが知りたいという、超束縛妻です。

「みっくんは元バンドマンで、私はその他大勢のファンだったんです。高校時代からストーカーのようにすべてのライブに通い、27歳の時にやっとのことで結婚してもらえました。私の人生はみっくん優先なので、子供はつくりませんし、死ぬまで一緒にいたいんです」

明菜さんは、元バンドギャルらしく、ほっそりした体形です。ツインテールとコルセットがよく似合っており、全体的に小柄でかわいらしい。バッグはイギリスのパンクバンドのブランドのものです。聞けば、明菜さんの実家は神奈川県相模原市にあり、莫大な不動産資産を持つ大地主。夫婦の生活の面倒は、ほぼ実家がみているという状況だったこともあるとか。

「みっくんは私の5歳年上なのですが、結婚1年目まではバンド活動をしていました。でも、33歳のときにスパッとバンドを辞め、音楽関連の会社に就職しちゃったんです。親はずーっと面倒見てくれると言っていたのに、わざわざ辛いほうの道に進んじゃって……すっごい反対したんですが、決意がハンパなくて、私もパパもママも押し切られてしまったんです」

旦那様には仕事をせず、ずっと一緒にいてほしいというのが明菜さんの願い

旦那様は8年間会社で頑張り続け、ここ数年は出張なども増えており、明菜さんは不安でたまらないとか。

「ぶっちゃけ、みっくんには仕事してほしくないんです。会社員になってから、飲み会も多くて心配。私は飲み会があると聞くと、場所・時間・メンバーまで申告させて、すべてカレンダーに入れています。さらに、お店に電話して在席を確認。彼からも、リアルタイムでメールや電話で報告してもらっています。バンドマンって相手の期待に応えようとしたり、押しが弱いところがあるから、そうでもしないと別の女性に持って行かれちゃう。ただでさえ、元ファンが周囲にうじゃうじゃいるのに、心配で、心配で」

ところが、数年前から出張帰りに空白の時間帯があることが気になりだしたとか。

「例えば、東京駅から会社まで、とか、羽田空港から自宅までといった移動のときに、数時間連絡が取れないことがあるんですよ。それについて問い詰めたら、“しつこいよ、オレだって仕事があるんだ”とキレられてしまい、口をきいてくれないことが何度もあって。数日すると、バツが悪そうにみっくんから話しかけてくれるんですけど。そんなことが重なって、今回、調査をお願いしたいと思いました」

他にも思い当たる節がないのかを、詳しく聞いてみました。

「ホントは、新入社員の女の子があやしいと思っているんです。みっくんの会社のブログをいつもチェックしているのですが、9月入社で入ってきた子がドンピシャで彼好みなんです。それを言うと、“お前が心配する必要はどこにもない。はっきり言うけど、俺はこういう若い子はもう見飽きているから嫌なんだ”と答えたんですけど、何か引っかかるんですよね」

どうしても信じられず、明菜さんは旦那様にGPS付きの子供用携帯電話を持たせたそうです。

「すると、携帯は2個も持てないと言って、会社に置きっぱなしにするんですよ。通勤バッグに縫い付けると、バッグごと会社に置いてくる始末。これは絶対に調査をしていただきたいと思いまして、今日、意を決して来たのです」

旦那様の女性遍歴もすべて把握している明菜さん。「元カノ的な存在の人は知っているだけでも50人」と語る。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

調査を重ねても、なかなか出ない証拠……ラスボスの“魔女”との秘められた過去とは〜その2〜に続きます。