解散・総選挙後の特別国会が昨日(2017年11月1日)開かれ、安倍晋三氏が首班指名を受け、第98代の内閣総理大臣に就任した。閣僚、副大臣らはすべて再任で、安倍総理は「謙虚」を売りにしているが、国会の質問時間の配分で、「謙虚」どころではない中身が見えてきた。 

司会の国分太一が「自民党内で最近、謙虚という言葉が使われる。しかし、質問時間が余ってしまって、般若心経を唱えたり、安倍首相のスーツのボタンの掛け方を褒めたり、謙虚というのとは合わないのではないかな」という。

真矢ミキ(司会)「謙虚というのは、相手の言うことに耳を傾けるところから始まるので......」

堀尾正明アナ「選挙には勝ったけど、安倍内閣の不支持率は相変わらず高い。それで謙虚というのが出てきたんでしょうが、有言実行してほしい」

特別国会は当初、8日間の会期が設定されていたが、この間に連休とトランプ大統領の訪日が入り、日程が3日間しかない。そこで12月9日までの39日間の会期設定となった。先に臨時国会が冒頭解散して60本もの法案が手付かず、という事情もあった。

国分「冒頭解散では、加計学園問題などを隠そうとするのではと思ったが、決めないといけないものもたくさんあった」

ところが、自民党は国会での質問時間の配分を、「議席数に応じて」と言い出した。これ、実におかしなことだ。2008年の麻生内閣では、与党vs 野党は4:6だった。09年の民主党政権下、与党(民主)vs野党(自民)はなんと2:8。安倍内閣の2012年も、与党(自公)vs野党は2:8だった。つまり、議席の少ない野党に多く配分されてきたのだ。

議席配分では質問時間が与党長く

それを、「議席配分」となれば、野党は存在感までなくしかねない。それでなくても、今年の国会会期は、上記の日程でも「198日」と短い。去年が「236日」、一昨年が「246日」、平均「229日」に照らしてもやけに短い。

政治評論家の有馬晴海氏は、「森・加計問題で与党は参った。やりたくないなというのが出てる。夏の閉会中審査もやったんだが、野党は、きちんとやりたいと言っている」という。「野党には、議席を逆にして、与えたらいいのに」

テリー伊藤(タレント)「野党に多く与えるべき。安倍さんは、このところ謙虚という言葉をしきりに使う。すいませんと同じで、謙虚というのはトリッキーな言葉で、あたかもいい言葉のように聞こえる。その裏にある意味を読み取る必要がある」

赤荻歩アナ「もし、議席通りの配分になると、与野党7:3だから、7時間の委員会の場合、前回54分間の自民が、今回は4時間23分になってしまう」

国分「ますます般若心経だ」

テリー「社員が社長に質問してるようなもの」

有馬氏「社民党なんて、2人しかいないから、0.8分になっちゃう」

テリー「自民党にとってもマイナス」

国分「小泉進次郎さんは、野党の言葉には耳を傾けるべきだと言っている」

それが、謙虚というものだろうに。