バングラデシュ・ダッカの映画制作会社で写真撮影に応じる俳優シャキブ・カーン(2017年2月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】バングラデシュの男性が、スター俳優の出演する映画の中で自分の携帯電話番号が使われたため女性ファンからの電話が殺到し、新婚生活が破綻寸前に追い込まれているとして、この俳優を訴えた。

 問題となっているのは、バングラデシュの国民的スター俳優シャキブ・カーン(Shakib Khan)さんがプロデュース・監督を務めた映画『Rajniti(原題)』。作中に、カーンさん演じる登場人物がガールフレンドに携帯電話の番号を渡すシーンがある。

 オートリキシャ(自動三輪タクシー)運転手のイジャジュル・ミア(Ijajul Mia)さんは1日、AFPの取材に応じ、映画で使われたのは自分の電話番号で、6月に映画が公開されてから毎日数百件もの電話がかかってくると語った。

「映画に電話番号が使われたせいで、私の生活はめちゃくちゃになった」とミアさんは嘆いた。「毎日、何百件もの電話がかかってくる。そのほとんどがシャキブ・カーンの女性ファンからで、『もしもしシャキブ、あなたのファンなの。2分でいいから私と話して?』などと言ってくるんだ」

 電話番号から住所を突き止め、はるばる500キロ離れた町からミアさんに会いに来たファンまでいるという。

 映画の公開後、ミアさんは新妻に離婚をちらつかされ、自宅から追い出されそうになっていると話した。「私は新婚ほやほやで、娘も1人いる。でも、電話が鳴り出すと、妻は私が浮気をしているんじゃないかと疑うんだ」

 ミアさんはオートリキシャのなじみ客に電話番号を教えており、顧客喪失につながりかねないため番号を変えることはできないと主張。損害賠償500万タカ(約720万円)の支払いをカーンさんに求めている。
【翻訳編集】AFPBB News