カバーソングをチェックする

ディズニーソングって奥深い!


好きなことに夢中になる姿や勇敢に戦う姿に心突き動かされたり、プリンセスの美しさにうっとりしたり……“夢”“感動”“勇気”を世界中の人々へ届けるディズニー作品。


近年では『美女と野獣』の「Beauty and the Beast」や社会現象にもなった『アナと雪の女王』の「Let It Go」など、物語とリンクして誕生した音楽も実に名曲揃いである。


そんなディズニーソングを全16組のアーティストがカバーしたアルバム『Thank You Disney』を聴くと、アーティストが原曲への敬愛と並々ならぬ本気を感じることができた。


心を解放する様を力強く歌い上げる、男性ボーカルの「Let It Go」


まず、最初に。アレンジ賞を贈るならこの曲! “レリゴー”でおなじみの「Let It Go」を歌うのは、シンガーソングライターのビッケブランカ。映画『アナと雪の女王』のヒットとともにお茶の間に浸透した同曲を、シンフォニックにアレンジ。


“シンフォニック”と聞くと、とっつきづらさを感じるかもしれないが、主人公・エルサが葛藤の末に“ありのままの自分”であることを肯定し、心を解放していく一連の“感情の揺らぎ”にはこのドラマチックなアレンジが実に映える。



スキルだけじゃない!心に訴えかけるBeverlyの熱唱


ドラマ主題歌になった「I need your love」で一躍注目を集めた、歌姫・Beverlyは『ライオン・キング』の「Can You Feel the Love Tonight」をカバー。


Beverlyのハイトーンボイスが惜しみなく発揮されているのはもちろんのこと、飛びきりの笑顔で歌っているんだろうな……と聴き手に感じさせる声色も魅力的だ。ゴスペル調にアレンジされたことでより幸福感に満ちたラブソングに仕上がっており、Beverlyのキャラクターにも似合ったカバーとなっている。



ダンスナンバーだけじゃない!シンプル・イズ・ベストの名アレンジ


先日の『めちゃイケ』にて、ナインティナインの岡村隆史を苦しめた“高難度ダンス”が記憶に新しい三浦大知は、彼を象徴するダンスナンバー……ではなく。しっとりと「When You Wish Upon a Star」を歌っている。


幼少期、お遊戯会でピノキオ役をやったり、ダンススクールに通っていた時代からも触れる機会が多かったという同曲への思い入れも深いようで、“いろんな人の思い出”に寄り添うように、アコギの調べに合わせて優しい歌声を響かせている。


キレのあるダンスに定評のある三浦大知だが、こういった楽曲で見える表現の豊かさに脱帽する。



どうしたって耳に残るまっすぐな歌声の主とは?


『Thak You Disney』のダークホース的ポジションでは? とひっそりと感じているのが、アイナ・ジ・エンド(BiSH)が歌う「Part of Your World」。


純度100%のまっすぐな歌声がどうしたって耳に残る……メッセージを届けるという意味では、アイナ・ジ・エンドのエネルギーは凄まじいものを感じた。




誰もが知る曲、大切なワンシーンとともにある曲だからこそのハードルを飛び越えた全16曲。


アーティストの着眼点であり、原曲との向き合い方や魅力の引き出し方、16組それぞれの個性が如実に表れたが、誰が歌おうと変わらない、一曲一曲にこめられた愛情が伝わってくる。新鮮な気持ちで耳を傾けてほしい。


TEXT BY ジャガー



リリース情報


2017.10.25 ON SALE

ALBUM『Thank You Disney』

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