ガラスウオッチ

写真拡大

 デザイナーやアーティストとして活動する吉岡徳仁のガラス作品にフォーカスした展覧会「吉岡徳仁 光とガラス」が、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3でスタートした。セイコーウオッチが展開するISSEY MIYAKE WATCH プロジェクトで同氏が手掛けた新作「ガラスウオッチ」の発売を記念したもので、数々の作品と共に展示されている。
 ガラスウオッチには、強化処理された無機ガラスを使用。一つ一つ削り出しで加工し、時計の針をガラスの底に収めることで、時が止まったような静寂さを感じさせるデザインに仕上げた。ケースはステンレススチール製。ストラップには、ガラス素材の冷たさと対照的な温もりを感じるカーフ(牛革)を使用し、タンニンなめしとオーガニック水染めを施すことで自然な風合いを表現したという。着脱時の不慮の落下を考慮し、中留はバンドが輪になる三つ折れ方式を採用。直径39ミリ、厚み15.6ミリのジェンダーレスなワンサイズで、11月10日に発売される。日本国内での価格は4万6,000円〜4万8,000円。
 吉岡は約20年にわたり、ガラスのベンチ「Water Block」や「ガラスの茶室 - 光庵」「虹の教会 - Rainbow Church」といったさまざまなガラス作品を発表。ガラスウオッチのアイデアは、セイコーウオッチと協業をスタートした15年前から温めていたもので、吉岡は「当時は技術的に難しかったが、長い期間をかけて実現できた」と達成感をにじませている。
 展覧会の会場ではガラスウオッチのほか、「Water Block」や「ドン ペリニヨン」のアートプロジェクトで制作したマスターピースを展示しているほか、歴代のガラス作品を解説する映像を上映。また、巨大なプリズムを屋上に設置し虹を体験できる最新の建築プロジェクトの模型を公開しており、「『ガラスの茶室』のように将来実現させたい」と意欲を示した。