日産は電気自動車レースのフォーミュラE参戦を発表

 完成車検査不備問題で揺れる日産自動車のプレスブリーフィングでは、西川廣人社長は姿を見せることなく、副社長のダニエレ・スキラッチ氏が登壇し、その問題に関して深々と頭を下げて謝罪をするという異例のスタートを見せた。

 そんな重苦しい空気でスタートしたプレスブリーフィングだったが、電動車用の車両接近通報音「カント」(ラテン語で「歌う」という意味)を発表すると、会場の雰囲気は一変。将来の「ニッサン インテリジェント モビリティ」を具現化したゼロエミッション・クロスオーバーコンセプトカー「NISSAN IMx」を世界初公開し、”EVの日産”を印象付ける極めつけとして、2018〜2019年シーズンから「フォーミュラE」への参戦を立て続けに発表した。

 また会場には先日発売を開始したばかりのリーフが多数並び、檀上にはそのリーフのスポーツモデルとなるリーフNISMOコンセプトが展示された。同車はNISMOのレーシングテクノロジーにより実現した専用エクステリアの採用により、Cd値を悪化させることなくリフト量を低減、優れた空力性能を実現している。また、チューニングされた専用サスペンション、さらに電動駆動の特性を活かし、どこからでも瞬発力の高い加速フィールを提供する専用チューニングコンピューター(VCM)を搭載し、NISMOらしい走りの楽しさを提供している。

 ほかにも待望のe-POWERが追加されたセレナも展示されている。エンジンやモーターなどの詳細は公開されていないが、同一車線自動運転技術のプロパイロットやワンペダルドライブが楽しめるミニバンとして多くの注目を集めそうだ。もちろんアイコンのブルーの差し色が入ったグリルは健在である。

 プレスデー初日には車両が展示されなかったが、セレナNISMOや12月下旬に登場予定のマイナーチェンジ後のスカイラインなども展示予定となっており、今後も見逃せないのが日産ブースと言えそうだ。