30日、韓国・JTBCが、韓国の農村部の飲用地下水から基準値の7倍近いウランが検出されたと報じた。資料写真。

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2017年10月30日、韓国・JTBCが、韓国の農村部の飲用地下水から基準値の7倍近いウランが検出されたと報じた。

ソウルの南方に位置する京畿道(キョンギド)安城(アンソン)市の農村部には、住人100人余りの飲用水を供給するため小規模の水道施設が設置されている。今回、この施設から1リットル当たり203.6マイクログラムのウランが検出された。地下の花こう岩地層を成す岩石から地下水に溶け出したとみられている。ウランは腎障害を引き起こす危険性があることから、米国の基準では飲用水のウラン含有量は1リットル当たり30マイクログラム以下となっている。

こうした飲用水の問題を防ぐため、韓国環境部は地元自治体と共にウランなど自然放射性物質の低減施設を全国に設置していた。しかし水質検査の結果、一部の低減施設はほとんど稼働していなかったことがこのほど明らかになったという。全国の小規模給水施設およそ1万2900のうち4300カ所を調査したところ、17.7%に当たる770カ所から基準値を上回る量のウランやラドンが検出されたというのだ。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「信じられるものがない」「恐ろしい!むやみに乱開発するのはやめて」など不安がるコメントが多く寄せられ、中には「石灰岩からラドンは出るわ、花こう岩からウランは出るわ、海水からはセシウムが出るわ、病院に行けばガンマ線は出るわ…」「それなのに北朝鮮の核が怖い?数多くの韓国の原発の方が100万倍怖いわ!」と皮肉るユーザーも。

また、国の政策について「脱原発なんでしょ?全国の地下水を飲めないように閉鎖して、花こう岩も取り払って」「国民の安全と生命を保護すべき国家の行政機関は何をすべきかよく考え、被害地域の住人の面倒を徹底的に見て対策を立てるべき」と求める声も上がった。(翻訳・編集/松村)