北欧の人々はサウナ好きで知られているが、スウェーデン最北端の都市キルナに出現した卵型のサウナ小屋『ソーラーエッグ(Solar Egg)』は、昔ながらのサウナ小屋を愛する北欧人のあいだでも賛否両論を巻き起こすかもしれない。

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複雑な多面体で卵型のシルエットが構成されたこの『ソーラーエッグ』は、デザインスタジオ「bigert&bergström」による彫刻作品。ステンレスのゴールデンミラーシートで覆われ、たしかに前衛芸術じみた様相を見せている。とはいえサウナとしての機能もきちんと備えており、地元の人々や訪問客の出会いの場として活用されているのだという。



奇抜な外観とはうってかわって、インテリアは松とポプラで作られたウッディな雰囲気。一見すると普通のサウナ……と思いきや、中心に据えられたサウナストーブはまるで鋼鉄でできた巨大な心臓のよう。

これはひょっとすると鉱山の街・キルナを象徴する、シンボリックな造形ということなのだろうか。

内部温度は75℃から85℃になるといい、外観は別にしてもおおよそ一般的なサウナとして利用することができるようだ。日本でも木枯らしが吹きいよいよ肌寒い季節が到来したことだし、我々もサウナや風呂でゆっくり温まって健康管理に努めたいところだ。

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Solar Egg, 2017(Bigert & Bergström)

text渡辺 "d." 大輔(編集部)