米首都ワシントンのホワイトハウスで開かれた閣議で話すドナルド・トランプ大統領(2017年11月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米ニューヨークで起き8人が死亡した車突入事件のウズベキスタン人容疑者が、移住希望者に抽選で永住権(グリーンカード)を付与する「移民多様化ビザ抽選プログラム」を利用し米国に移住していたことを受け、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は1日、同プログラムを打ち切る方針を表明した。

 トランプ大統領は記者団に対し、「多様化抽選プログラムを終了する手続きを開始する」と怒りを込めて表明。「国民を守るために正しいことをしなければならない」と述べ、「なるべく早期にこの抽選制度を取りやめる」と語った。

 同プログラムでは毎年、世界各国の応募者約5万人に永住権を付与しており、いわゆる連鎖移住として当選者の親族にも永住権を与えている。

 車突入事件の実行犯と特定されたサイフロ・サイポフ(Sayfullo Saipov)容疑者は、このプログラムで2010年に米国に移住していた。

 またトランプ大統領は、サイポフ容疑者をキューバ・グアンタナモ(Guantanamo)湾にある米軍収容所に送ることを「確実に検討する」と述べた。

 グアンタナモは、米国主導のアフガニスタン侵攻後、同国で拘束されたイスラム過激派戦闘員らが収容されたことで、その悪名が世界に知られるようになった。

 被収容者数はピーク時には750人余りだったが、容疑者に対する虐待疑惑と正当な法手続きの欠如への非難の高まりを受け、バラク・オバマ(Barack Obama)前政権が閉鎖に向けた努力を数年間にわたり続けたことで、現在では41人に減っている。
【翻訳編集】AFPBB News