ロザリン・ブリーンちゃんは、よくいるディズニー・プリンセスが大好きな3歳の女の子。

今年のハロウィンにロザリンちゃんが選んだのは、ブルーのドレスが印象的なシンデレラの衣装でした。

生まれつきの筋肉の難病で歩くことができない彼女は、ずっと車椅子での生活。シンデレラになりたいという気持ちに、母親のティファニーさんはある素敵なアイデアで応えます。

お母さんは魔法使い?

ティファニーさんは、さっそくフラフープやクリスマスのデコレーション、照明、ジップタイなど手近にあるグッズを集め、車椅子を飾り始めました。

物語に出てくる“フェアリーゴッドマザー”のように、ただの車椅子をゴージャスな馬車に変身させてしまったのです。

普段街を歩いていると、人々は憐みのような何か珍しいものを見るような目で私たちを見ます。でも、この馬車に乗るロザリンを見れば、誰も彼女を可哀想だなんて思わないでしょう。

私は人々の視線がポジティブなものに変わってほしいという思いを込めて、馬車を作ったんです。

ハロウィンのイベント会場へ

完成した馬車にロザリンちゃんを乗せ、ティファニーさんと家族は動物園のハロウィンイベントに向かいました。

人々はシンデレラ姿のロザリンちゃんに感嘆の声をあげたといいます。

それだけでなく、周囲の子供たちは「本物のシンデレラだ!」と羨しがり、来場していたほかの家族からも何度も写真撮影をお願いされたそうです。

来園者のリクエストに嬉しそうに答えるロザリンちゃんを見て、ティファニーさんはこう思いました。

馬車に乗る彼女はまるで舞踏会に向かうシンデレラのように輝いていました。でも、その輝きはきっと衣装や馬車のせいではなく、ロザリンの内側からにじみ出ていたもの。

原因が解明されない病と闘う日々を辛く感じることもありますが、ロザリンが私たちにくれる幸せを思えば、そんな苦しみは大したことではありません。

家族は皆、彼女が私たちの娘として生まれてきてくれたことに本当に感謝しているんです。

シンデレラの魔法は午前零時で解けてしまいましたが、ロザリンの未来はまだ希望の光で溢れています。

彼女の内面の輝きが失われない限り、どこかの舞踏会でまた“車椅子のシンデレラ”に出会えるのではないでしょうか。