31日、中国メディアの重慶時報が、日本人で悪性腫瘍を患う人が少ない理由について分析する記事を掲載した。写真は鶏肉。

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2017年10月31日、中国メディアの重慶時報が、日本人で悪性腫瘍を患う人が少ない理由について分析する記事を掲載した。

記事は、医学雑誌「ランセット」の記事を引用し、脂肪エネルギー比が35.3%の人は、10.6%の人と比べると死亡リスクが23%少ないと紹介。脂肪エネルギー比35.3%というのは、成人男性が1日に必要なカロリー摂取量が1800〜2000カロリーであることを考えると、牛乳250ミリリットル、卵1つ、肉200グラム、食用油25ミリリットルを食べることに相当するという。

2016年版の中国居民膳食指南では、脂肪エネルギー比は20〜30%が良いとしている。記事によれば、中国人の1日当たりの平均脂肪エネルギー比は32.9%であり、都市部の人に限れば36.1%に達しており、指南をすでに上回る数字だという。

記事は、赤身肉を大量に摂取する人は、白身肉とバランスよく摂取する人と比べると、大腸がんや乳がんなどの悪性腫瘍の罹患率が高いと紹介。赤身肉の過剰摂取と悪性腫瘍とは密接な関係があるとした。

例えば、日本人は赤身肉の摂取量が比較的少なく、悪性疾患の発病率も低い。一方、ドイツやカナダ、米国などステーキをよく食べる国では、大腸がんなどの悪性腫瘍の発病率が高いという。

このため、2016年版中国居民膳食指南では、初めて明確に赤身肉の摂取量を制限するように提案している。推薦する肉魚類の摂取量は、1週間当たり魚が280〜525グラム、肉が280〜525グラム、卵類が280〜350グラムとし、1日平均120〜200グラムとしている。

記事では、魚と鶏肉を多めに摂取し、豚や牛などの肉は少な目に摂取にするように勧めている。豚肉や牛肉は糖尿病や高血圧などの慢性疾患を発病リスクが高くなるためで、肉を食べるなら鶏肉が良いと結んだ。(翻訳・編集/山中)