30日、中国のポータルサイト・今日頭条に、日本の高校が女子生徒に黒髪を強要した問題について批判が高まっているとする、日本新華僑報・蒋豊編集長のコラム記事が掲載された。資料写真。

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2017年10月30日、中国のポータルサイト・今日頭条に、日本の高校が女子生徒に黒髪を強要した問題について批判が高まっているとする、日本新華僑報・蒋豊(ジアン・フォン)編集長のコラム記事が掲載された。

先日、学校から「黒髪に染めなければ出席を禁止する」と染色を強要され続けて不登校になったとして、大阪府羽曳野市の府立懐風館高校3年の女子生徒が、約220万円の損害賠償を大阪府に求める訴えを大阪地裁に起こした。女子生徒は染髪を強要されたことで頭皮がぼろぼろになり、髪の色を理由に文化祭や修学旅行に参加させてもらえなかったという。

これについて記事は、「髪の色で登校を禁じられることは教育を受ける権利の剥奪であり、繰り返しの染色は心身の健康に影響を及ぼす。そして、身体的な特徴を再三否定されれば、精神的な苦痛を受けることになる」と指摘する。

そして「黒髪に関する規定は大阪府の学校だけでなく、東京都の60%の高校にも存在するという。地毛がもともと黒髪でない生徒は、小さい頃の写真を添付した『地毛証明書』を学校に提出する必要があるのだ」と紹介。このような規定について日本の教育評論家や有識者からは「体に関する証明書を出させるのは明らかな人権侵害行為」「学校は人を見た目で判断することを無意識のうちに生徒に植え付けている。学校や教室であるまじき状況だ」「生徒の健全な成長を妨げる」との批判が出ていることを伝えた。

記事は、「容姿や身なりに対する要求は、学校教育にあるべきものなのだろうか。もしそうなら、どこまでが限度なのか。教育界は考えなければならない。残念ながら、このような状況が起きるのは、教育界の成長が生徒の成長に追いついていないからと言うほかない」と評している。(翻訳・編集/川尻)