ズベレフがハッサに敗北し、第4シードが2回戦で姿を消す波乱に[ロレックス・パリ・マスターズ]

写真拡大

「ロレックス・パリ・マスターズ」(10月30日〜11月5日/フランス・パリ/室内ハードコート)で、ロビン・ハッサ(オランダ)は11月1日、第4シードの、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の対戦し、若手の最有望株から勝利を奪った。カウントは3-6、6-2、6-2の2-1で、試合時間は1時間32分だった。

ズベレフは、「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」への出場権を争うレース・トゥ・ミラノでは圧倒的な差で1位に入っているほか、世界ランキングの4位で、第4シードで今大会には参戦していた。

対する、ロビン・ハッサは、30歳のベテランで、ランキングでは43位に入っている。下馬評では、ズベレフの圧倒的な優位の組み合わせだった。

◇   ◇   ◇


試合は、ズベレフにとっては、出だしからピンチを迎えるもので、第1ゲームからダブルブレークポイントを握られて幕を開けた。逆に、ハッサは最初のリターンゲームから、最後にはキープを許すものの、ランキングでは圧倒的に優位なズベレフを押し込んでスタートを切った格好だ。

ただ、第1セットで、ハッサはズベレフに攻勢をかけられると、第3ゲームをブレークされ、試合の主導権を明け渡してしまった。すると4-2で迎えた第7ゲームで2ブレークポイントを握るものの、ズベレフの強烈なサービスでのエースなどで振り切られて、ズベレフが第1セットをキープした。

第2セットは落ち着いた展開ながら、ハッサが主導権を奪い返した。第2ゲームで2ブレークポイントを握ると、リターンからネットに出て、ドロップを決め、ズベレフからサービスゲームを奪って、第2セットでの優位を手にした。

その後は両者ともキープする展開へもつれこんで、第8ゲームで2度目のブレークをハッサが達成し、6-2でセットダウンから遅れを取り戻した。

第3セットは、緊迫した展開で試合は進行。ハッサがベテランらしい落ち着きを見せて、オープンコートを突いてゲームを作る一方で、ズベレフはネットプレーを織り交ぜたり、厳しいアングルにボールを送り込んでブレークを狙う。が、なかなか機能はしなかった。

その中で、ハッサはファイナルセットの中盤へ入るとリズムを変えて、決めにかかる様子を見せた。第6ゲームで、スライスを主体にペースを落とした組み立てから、ズベレフをベースライン付近に押し留めると、絶妙なドロップ。ズベレフのミスを誘うなどハッサがベテランらしい落ち着いたプレーを展開した。

ズベレフは強烈なフォアハンドストロークなどで巻き返しを図るが、アウトのミスを重ねてしまった上に、最後は、ハッサがブレークポイントを、バックハンドの逆クロスに打球すると、幸運なネットインでブレーク。1ブレークの大きなリードを奪った。

ハッサは続くサービスをキープして5-2とすると、続くリターンゲームでも、ラブゲームで取得して勝利を決めた。

ハッサは次戦でフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)とジョアン・ソウザ(ポルトガル)の勝者相手との試合を迎える予定だが、第4シードを破った勢いを生かして勝ちきれるかが、次の注目ポイントの一つになりそうだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ロレックス・パリ・マスターズ」でミスを重ねるなどで落ち込むA.ズベレフ
(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)