台湾で、東京消防庁の専門家を招いての学習会が始まった。関係者の1人は台湾の消防について「すべて日本を師としている」と説明した。写真は日本の消防車。

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台湾メディアの中央通訊社は10月31日、東京消防庁の専門家を招いての学習会が同日から11月3日までの日程で始まったと伝えた。関係者の1人は台湾の消防について「すべて日本を師としている」と説明した。実用性に富んだ日本の消防機材を導入することも検討するという。

東京消防庁と台湾の消防機関の交流が近年急増しており、台湾政府・内政部消防署は、東京消防庁の専門家を招いて「日本の消防救助体系と過程についての特別研修班」を開始した。

中央通訊社によると、内政部消防署の謝景旭副署長は「台湾の消防体系と組織はすべて日本を師としている」と説明。今回の活動では東京消防庁の専門家を招き、台湾各地の専門家42人が学習と訓練、交流活動を行う。

消防署訓練センターの李明憲(リー・ミンシュエン)主任は、台湾のレスキュー技術は30年前に日本から導入されたものだが、その後は大きな向上はなかったと説明。今回は日本の専門家に状況を見てもらい、改善が必要な部分や改善の可能性を指摘してほしいと述べた。

李主任は、台湾北東部の宜蘭県で2月に死者33人を出した観光バス横転事故を例に挙げ、重量が大きいクレーン車が現場で使えず救助活動に支障が出たとして、日本では軽量化された実用性が高い機材が利用されていると説明。その他の事例も交えて、日本で用いられている機材の導入を検討したいとの考えを示した。(翻訳・編集/如月隼人)