【頑張らなくても楽しい。COFFEE 1/365days】

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奥深きコーヒー道を歩み続けられるかは実は一歩目の“ハードルの低さ”にかかっている!

カジュアルな飲み物なのに嗜好性が高く、とても奥が深いコーヒー。苦い、でもなぜか美味しい。ワンモアコーヒーください!と世界の大人たちが今日もどこかでコーヒーを嗜んでいる。でもちょっと待って。「コーヒーってなんとなく美味しい」と、見た目や雰囲気で飲んでいませんか。その美味しいの秘密、少しでも解決できれば明日のコーヒーがもと美味しくなるはず。極めずに知るだけ試すだけ。頑張らずに通っぽいノウハウを手に入れよう。

豆を知ればコーヒーの世界がもっと身近に感じられるはず



カフェに行くと、よく見かける「本日のコーヒー」。そこには豆の種類が書かれているものの、どんな味わいなのかが分からない。気にはなりつつも、結局、無難にブレンドコーヒーを注文している、なんて人は多いのではないか。コーヒーの味をちょっとでも楽しむレベルになるためには、最低限の豆の知識は必要なのでおさえておこう。

コーヒー豆は非常に栽培条件が厳しく、世界的にも一部の地域でしか生産できない。栽培条件というのは、「年間の降雨量が1800〜2500mm」、「適度な日当たり」、「年間の平均気温が20度前後」、「肥沃で水はけの良い土壌」であることの4つ。その条件を満たすのが“コーヒーベルト”と呼ばれる、赤道を中心に北緯25度と南緯25度に挟まれたエリアだ。地図を見ると、世界第1位の生産国であるブラジルや、コーヒー発祥の国とされるエチオピアなど、さまざまな国が存在しているのが分かる。

それぞれの国によって、味わいには個性や特徴があるが、豆の種類は大きく分けてたったの2種類。アラビカ種とカネフォラ種(ロブスタ種)だ。アラビカ種は栽培の条件が厳しく、収穫量も少ないながら、コーヒーの風味が豊かで香り高い高品位なコーヒー豆とされる。ジャマイカの「ブルーマウンテン」やタンザニアの「キリマンジャロ」、イエメンの「モカ」などの高級豆も、すべてアラビカ種の派生品種だ。一方、カネフォラ種は、栽培しやすく収穫量も多いが、苦味だけでなく渋味も強いため、安価で取り引きされている。豆の種類と味わいを、なんとなくおさえたら、お店で実際に試してみよう。とりあえず、下の表から豆の原産国と特徴を記憶すれば、自分好みのコーヒー豆に辿り着ける。

【中南東エリアの原産地】







【アフリカ・中東ケニアの原産地】





【アジアエリアの原産地】





※『デジモノステーション』2017年11月号より抜粋。

text早坂英之