Toshiko Takeda

秋冬に食べたくなる料理の代表的といえば「鍋」ですよね。みんなで囲むのはもちろん、いまは「一人一鍋」まで、様々な鍋スタイルや味付けが登場しています。

先日ご紹介したRettyグルメニュースでも、人気のもつ鍋に続き、火鍋、せり鍋が注目と…発表したばかり。詳しくはこちら▶︎https://retty.news/34649/

そこで今回、その注目の鍋の中でもせり鍋にスポット当て、美味しさの秘密に迫りました。

せり鍋は今年のトレンド鍋となるか?

2016年のトレンド鍋としてあげられたのが「草鍋」。人気のパクチーなどの青野菜の葉をメイン食材とし、これでもかっ!というほど野菜を鍋に投入して食べるスタイルは、ヘルシー志向の女性を中心に人気を集めました。

そんな草鍋の1つである「せり鍋」の投稿数が、1.8倍と大きく伸びていることが先日判明!
(参考:外食の鍋料理」に関するアンケート 対象2028名)

こんなに注目されたのはナゼかを編集部が調べていくと、TV番組「ケンミンショー」で紹介され、twitterをはじめとするSNSで盛り上がりをみせました。それに加え、宮城県出身のお笑い芸人・サンドイッチマンがローカル番組で美味しいと紹介したことで、地元でも盛り上がったんだとか!

さらに、さらに、2016草鍋ブームと相まって「美味しい!」というコメントがRettyでも多数寄せられました。

Toshiko Takeda

今までみたことあるせりと全然、違います!すごく美味しいです!シャキシャキした歯触りでいただくせりと出しの味が合ってる。

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Nori.Sovakiri

お目当ては『せりしゃぶ』。なんだか、だいぶブームになってるよう。物凄い根っこの長さ!お店の方のご指導で根っこは15秒しゃぶしゃぶして頂きます。茎と葉っぱは5秒くらい?シャキシャキとした歯ごたえと、せりの苦みと甘み。

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これは編集部も、味を確認しなければならない!

そこで、東京でせり鍋を食べることのできる数少ない宮城料理の専門店「すりみや 神田淡路町店」に伺い、美味しさの秘密に迫りました!

せり鍋は草鍋ではなく、実は「根っこ鍋」でした!

東京メトロ丸の内線の淡路町駅出口から出ること徒歩3分、靖国通り沿いに店を構える「すりみや 神田淡路町店」。

宮城の名物「塩釜のおでん」をはじめ、郷土料理を味わうことのできる店内で早速見つけたのが「せり鍋 始めました」のポスター

気になる味わいに心躍らせながら、早速せり鍋を注文!すると登場した具材はせり&鶏肉と非常にシンプルなものでした。

店長さん曰く、この鍋の主役は根っことのこと!確かに鶏肉を差し置いて主役級の存在感です。

見よ!この堂々たる姿

まずはスープを沸かします。煮立ってから鶏肉を入れたほうがアクが出にくいそうですよ。スープが沸いたら鶏肉を入れ、火が通るまで待ちます。

煮立ったお出汁がいいにおい〜

さて、いよいよせりの投入ですが、生でもいただけるとのことで、気になる根っこをかじってみました。

すると・・・驚きの爽やかさ

ごぼうのような味わいかと思いきや、想像以上の爽やかさでした。
せりは生でもいただくことができるため、鍋に入れてから30秒から1分で出来上がり!

その味わいはいかに!?

まずはスープを一口。かつお、昆布と出汁の効いた、麺つゆに近い味わいのスープに、せりと鶏肉の美味しさが感じられおいし〜い。
続いてせりをいただくとシャキシャキ食感と、生で食べた時よりも爽やかさが増し、これは美味しいっ!そしてお酒が欲しいっ!

あぁ〜日本酒が飲みたい〜!

具材はたったの2つなのにこの味わい深さは、根っこがあることによる効果だそう!
すごいぞ、根っこ!!!

さて、せりって一体どんなもの?

さて、みなさん、せりがどんなものかご存知ですか?セリ科の多年草で、春の七草としても有名ですよね。古くから田んぼの周囲に植えられていることが多いですが、せり鍋のせりはは「仙台せり」として知られるブランドせり。旬は10月上旬〜4月中旬から下旬ほどで、約8割が宮城県名取市で生産されています。

ちなみに…根っこのついたせりはなかなかスーパーに出回ることが少ないのですが、たまに出回ることもあるため、見つけた時は是非ゲットしましょう!

収穫は、糖分をためて美味しくなった根っこを傷つけないよう、農家さんが丁寧に手で土をかきわけ、抜くというよりすくって収穫しているそう。

その手間から、今まで全国的には出回らなかったのかもしれませんね。

店長さん曰く、せり鍋はここ5年ほどお店でも提供するようになり、2016年のせり鍋ブームからじわじわ人気を集めたんだとか。

シンプルながらもせりの美味しさをダイレクトに感じるこの鍋は、これからさらに人気なる予感です!

せりのエキスを余すことなく吸い込みます!

鍋の美味しさに戻ります。続いてご紹介したいのが、追加で注文した「仙台麩」と「定義山名物の三角油揚げ」。

せりと鶏肉のおいしさが滲み出たスープをこの2つの具材がぐんぐん吸い込んで、さらにコク深い味わいになるんだとか!

火が通ったところでいざ実食!

三角油揚げは、一見、厚揚げのようなビジュアルですが、味わいは油揚げ!
熱々の汁を吸い込み食べ応え満点です!

熱々の汁を吸って殺人的な熱さなので注意!

一方、仙台麩はふちの部分が少し筋張ってるくらいが店長さん曰く食べごろ。
一口ほおばると、もちもち感とトロトロ感がたまりません!これは女子が大好きな味!!!

〆の雑炊で最後の1滴まで味わい尽くす!

あっという間に鍋を完食。「追いせり」をしたくなる気持ちをこらえ、店長おすすめの〆の雑炊を注文しました。(ちなみに、乱切りそばを味わい、雑炊を楽しむ「二段〆」もおすすめ!)

おでんスープで炊いた「茶飯」が登場!

普通のご飯が登場したかと思いきや、運ばれたご飯は「茶飯」。「茶飯」にすることによって雑炊により一体感が生まれ、軽く煮込んだだけでより深い味わいになるんだとか。

一口パクリ。磯のりの風味と鍋スープのベストマッチ!!!〆なのにお酒が飲みたくなる美味しさです。すっかりせり鍋の虜となった編集部。

あぁ〜やっぱり日本酒が飲みたい

せり鍋はご飯&お酒に◎デトックス効果も期待できそうな鍋だと判明!

さて、今回のせり鍋を味わい尽くした編集部ですが、その味わいのポイントをまとめると、

・とにかくせりの爽やかな香りが口の中に広がる、火が通ってもシャッキシャキ!
・火を通したほうが香りがたつ
・三角油揚げと仙台麩は注文マスト!
・せりにはビタミンCやミネラルが豊富。抗酸化作用もあるためデトックス鍋としてもありかも!
・とにかくシンプルなのにうまい!だれもが好きな味
・おつまみ鍋としてもあり

あぁ〜もっと早くせり鍋と出会いたかった…と思わずにはいられません。
ちなみに今回伺った「すりみや 神田淡路町店」ではランチにもせり鍋を提供。

稲庭風のうどん入りなんだとか。絶対おいしいに決まってる!

さらに、年末年始の宴会コースにはせり鍋が含まれています。
これはもうすりみやに行くしかない〜!!!
食べたことがある方もまだ食べたことがない方も、この冬は「せり鍋」に決まりですね!

笑顔がステキな店長 大野さん

すりみや 神田淡路町店
東京都 千代田区 神田須田町
おでん