【男の子】毎日が戦い! 兄弟持ちママあるある&専門家が語る「男兄弟ストレス対策」

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「毎日何かしら喧嘩をしている……」「家の中をめちゃくちゃにされる……」など、男の子の兄弟を持つママの多くは騒がしい毎日に頭を抱えています。

無理に辞めさせる必要なし! 保育士に聞いた「戦隊ごっこ」が子どもに与える良い影響

ストレスが重なり、「もうイヤ!」なんて投げ出したくなってしまうママもいるのではないでしょうか。

今回はそんな男の子兄弟を持つママのあるあるについて紹介。また、専門家による具体的な対策や子どもへの接し方についてもご紹介します。

怒涛の日々!? 男の子兄弟を持つママあるあるを紹介

まずは、男の子兄弟を持つママあるあるについて紹介していきます。その悩みは自分だけではないかも?

世のママ達が抱える悩みについても迫っていきましょう。

1. 戦いごっこがヒートアップしてケンカ

男の子の大好きな戦いごっこ。パンチ、キックなどは当たり前で、中には物を投げ合うなんていう状況にまで発展する子どもたちもいるようです。

ただ、仲良く遊んでくれていれば問題はありませんが、いつの間にかヒートアップして喧嘩に発展したり、ケガをしたりなど、仲良く戦いごっこで遊び続けてくれるというケースは少ないようです。

2. 子どもたちが自分のことをまともにやらない

とにかく遊びが中心、やりたくないことはやらない、といった男の子兄弟を持つママは少なくないようです。

着替えや食事などに時間がかかり、「早くしなさい!」と毎日叱っているというママも多い傾向にあります。

確かに、毎日がこうした生活では、ママもイライラしてしまいますね。

3. 何度片付けても部屋が散らかる

何度片付けても部屋が散らかる、というのも男の子ママに多い悩みです。

自分で出したおもちゃを片づけないことから仕方なくママがお片付け…。それなのにいつの間にか別のおもちゃで散らかされている!なんてことも多いようです。

「片づける気も失せる…」といったママも多いのではないでしょうか。

4. 買ったばかりの靴や服がその日のうちに汚れる

新品の靴や服。できれば綺麗な状態のまま維持したいというのがママの本音ですが、そうはいかないのが男の子兄弟。

外に出れば地面に座ったり、お店の中でゴロンと横になったり…。あっという間に汚されてしまう…とがっかりするママは少なくありません。

5. 兄弟同士や外のお友達同士でおもちゃの取り合い

やはり多いのが「おもちゃの取り合い」ではないでしょうか。

兄弟間でおもちゃを取りあうのは日常茶飯事、時にはお友達や知らない子のおもちゃも取り合う…なんていうことがあるようです。

激しいケンカに発展してしまうこともあるので、ママとしてはハラハラしますよね。

専門家に聞く!男の子兄弟との上手な向き合い方

男の子の兄弟を持つママには、女の子兄弟を持つママにはない悩みがあるもの。

毎日の怒涛生活の中でどのようにして子どもたちと向き合えばいいのか、そして、ストレスの多いママはどのようにして気持ちを切り替えたらいいのかについて、わかばカウンセリングルームの小宅さんに具体的な対処法・対策についてお話を聞きました。

毎日大暴れの男の子たち…。どうやって叱ればいいの?

――すぐケンカになる子どもたちに対し、どのような対応が適切ですか?

小宅さん「まずは、二人で解決させてみるというのが方法の一つです。「ママは知らないよ、二人で解決しなさい」と子どもたちに任せてみます。

これで解決できれば問題ないですし、それで解決できなければママを頼ってくるので、その時に向き合ってあげればOKです」

――二人で解決できなかった場合、どのように向き合えばよいのでしょうか?

小宅さん「子どもたちで解決できなければ、ママを頼りにしてきますよね。この時、大人もそうなのですが、5W1Hできちんと子どもたちの話を聞くことが根本的な解決になります。

なぜケンカに発展したのかという経緯を把握することで、子どもたちがそれぞれ相手に何を伝えたかったのかが分かってきます。

本心が分かれば、その場で子どもたちに言いたいことを言わせることで仲直りへと導くことができると思います」

まずは、子ども同士での解決を促し、難しい場合には5W1Hの容量で詳しく話を聞いていってあげることが大切なようです。

――公共の場での大騒ぎやケンカにはどう対応したらいいですか?

小宅さん「まずは、周りの子どもたちと比べる事です。とはいっても、『あっちの子はできているのに、どうしてあなたはできないの』とネガティブに比較してはいけません。

例えば『あの子はとってもお利口にしているね。あの子よりもお利口にできるかな?』『周りお友達は誰もケンカなんてしてないけれど、あなたたちはどうかな?』と男の子ならではの競争心をくすぐるような比較方法が理想的です」

確かに、何かと競争したがる男の子に効果が高そうな対応ですね。その場を競争の場にすることによって、乗ってくれる男の子は多いのだそうです。

――こうした大騒ぎやケンカを未然に防ぐことはできますか?

小宅さん「未然に防ぐにあたって必要なのは事前の説明です。

例えば『ここで喧嘩をしたら人にぶつかって危ないよね』『電車が来るところだから、ここでふざけてたら電車に轢かれちゃうかもしれないよね』と、日々の生活の中で根気よく説明しておくことが大切です。

危険性やここで騒いではいけない理由、というものをきちんと子どもに理解させることが大切です」

小さいから説明しても分からない。そう考えるママもいますが、実際は小さくてもきちんと分かる、というのが小宅さんの意見です。

騒いでから注意するだけでなく、公共の場で騒がないよう「騒いではいけない理由」を生活習慣の中で教えてげることがもっとも効果的な予防策なのかもしれません。

もしかしてしつけがなってない…!? 悩むママが他に目を向けなければならないこと

毎日騒がしい男の子兄弟を持つママの中には「しつけがなっていないのでは…?」と不安を感じている人もいると思いますよね。実際、しつけについても関係してくるのでしょうか。

――子どもたちが騒ぐのはしつけも関係しているのですか?

小宅さん「しつけについてはそもそも正解というものがないので一概には言えません。ただ、子どもは親の姿を見て学びます。

毎日怒鳴って子どもたちに注意を促していると、子どもたちも怒鳴って解決することを覚えてしまう傾向にあります。

説得や話し合うという方法を学べないので、どうしても端的に解決しようとしてしまうのです。

しつけについて不安を感じたら、まずは自分がそもそも子どもに『こうなってほしい』と求めていることが出来ているのかについて考えることが必要です」

しつけという概念はいったん捨て、まずは自分が子どもの手本になれているのか、子どもにこうあってほしいということが実践できているのかを見直すことが必要なようです。

男の子兄弟を持つママの一日は短い…。それでもリフレッシュすることは可能?

――慌しい日々のママがリフレッシュするにはどうしたらいいですか?

小宅さん「まずは、自分の時間を認識することが大切です。自分の時間を『作る』のではなく、料理中やテレビを見ているとき、子どもと散歩をしながら花や空を眺めているときなど、なんでも良いので、『今この瞬間は自分だけの時間。自分だけの空間』と認識してください。

子どもが後ろで騒いでいても、子どもと同じ時間を過ごしていても、こうした『自分の時間』を常に認識することが大切です。

夫に子どもを預けて外出したり、たまには育児も家事も忘れてリフレッシュしたいというのが正直なところではあると思いますが、それは決して簡単なことではありませんよね。

だから、毎日5分でも10分でも『自分の時間』を認識していくことが、毎日出来るリフレッシュであると思います」

確かに、子どもを祖父母や夫に預けるのは難しいというママは多いですよね。自分の時間を作るということも決して簡単なことではないため、日々の生活の中で『自分の時間』の瞬間に気づき、認識することが重要なのでしょう。

できれば落ち着いて過ごして欲しいのがホンネ……。そのためにはどうしたらいい?

――子どもたちが落ち着いて過ごしやすくするためには?

小宅さん「子どもたちにはそれぞれテリトリーがあります。一部屋の中に、共有空間とテリトリーを設けてあげると冷静さを取り戻したりします。

お互いに専用の空間があればケンカになりにくいですし、共有空間にいるときは仲良くやろうね、というルールを設けてあげると良いと思います。

ただ、空間を分けるといっても、お互いの顔が見えなくなるほど完璧に分けるのではなく、低めの棚などを利用して、お互いの顔は見えるようにすることが大切です。

別々で遊んでいるけれども、一緒にいる、というような距離感を保つことで孤立感もありません」

部屋の中にそれぞれの専用スペースと共有空間を設けると良いとのこと。そして、共有空間でのルールも設定することで、ケンカへと発展しにくくなるのだそうです。

小宅さんからのメッセージ

小宅さん「子育てに正しいとかはありません。自分が正しいと思うことを行ってください。他人に振り回されることはありませんからね。他人や他の子どもたちと比較しなくても、答えは子どもたちが出してくれます。

自分を信じてほしいということが私が伝えたいことです」

つい、他の子どもたちと比べてしまうママは多いと思います。

しかし、小宅さんは自分を信じ、自分が正しいと思う育児をしてほしいとのこと。今一度、自分と向き合い、自分が正しいと思っていることは何なのかについて考えてみると良いかもしれませんね。

毎日ストレスが多い男の兄弟を持つママ。

しかし、それは日ごろの生活の中で改善することは可能であると小宅さんは話してくれました。

今回ハッとさせられたママや、自分と見つめ直すきっかけになったママは多いと思います。一度、自分の生活にも目を向け、子どもたちともしっかりと向き合ってみると、ストレスや負担の軽減へとつながるでしょう。

取材協力:わかばカウンセリングルーム 小宅 美那子