「Thrustmaster T-GT」はグランツーリスモを手がけるPolyphonyとの共同開発により「グランツーリスモ SPORT」に最適化したステアリングコントローラーが約10万円というハイグレードな値段で発売されました。編集部に「Thrustmaster T-GT」がやってきたので、約10万円のステアリングコントローラーの実力がどれほどのものなのか、確かめてみることにしました。

T-GT PC / PlayStation®4 | Thrustmaster

http://www.thrustmaster.com/jp_JP/products/t-gt

パッケージはこちら。モノトーンを基調としたデザインでステアリングホイールの中央部分が「グランツーリスモ」のロゴマークになっているのが印象的。



iPhone 8 Plusと比べるとかなり大きめの箱であることがわかります。



左側にはステアリングホイールの仕様の説明があります。



本物のスポーツカーを参考としてレザーを採用し、長時間プレイしても快適性を損なわない加工にしているとのこと。



裏側には「Thrustmaster T-GT」の仕様がびっしり。



箱の右側にはグランツーリスモ専用の仕様と消費電力が書かれています。



グランツーリスモ専用に開発されたT-DFBでは実際の車でステアリングホイールを握っているときにしか感じないステアリングコラムを介しての振動を再現していたり、車のサスペンションから感じることのできるわずかな振動を再現することでよりマシンの状況をリアルに体感できるとのこと。



ピーク時の消費電力は最大で400Wとのこと。「PlayStation 4 Pro」で最大310Wのため、ゲーム機本体よりも高い電力が必要なようです。



箱の中身は各パーツがバラバラに入っていて、組み立てが必要です。



マニュアルは日本語で書かれていて、英語が不安な人も安心。



早速マニュアルに従って組み立てます。まずはステアリングホイールを本体に取りつけます。



ステアリングコントローラー用のコックピットを持っている場合は、コックピット用の留め具と「Thrustmaster T-GT」でコックピットを挟んで固定します。



あいにく編集部にはコックピットがないため、テーブル用の留め具で固定。



ペダルや電源・PS4との配線を完了し、PS4を起動すると「Thrustmaster T-GT」は自動調整を行います。ステアリングコントローラーが自動で動いたときは心なしか達成感があります。

「Thrustmaster T-GT」のステアリングホイール自動調整

実際に「グランツーリスモSPORT」をプレイ。ステアリングホイールを動かすとゲーム内のドライバーも同じように動かしてくれるので一体感が生まれます。



「Thrustmaster T-GT」で操作しているとフォースフィードバックシステムによりコースの状況を常に振動しながらドライバーに知らせてくれます。特に縁石に乗り上げたり、クラッシュしたときには強い力でステアリングホイールが動き、ドライバーが制御できないような状況を再現してくれるのでドライビングをよりリアルに演出します。

「Thrustmaster T-GT」のフォースフィードバックシステムをわざとクラッシュして確かめてみた

別の編集部員に体験してもらうと、「運転中にコントローラーがガタガタと振動するので臨場感があって本当に運転してる感じになる」などの好意的な意見や「車体のバランスが一度崩れると簡単に立て直せないのでかなりのタイムロスになりレースが勝ちづらくなる」などリアルさが生む否定的な意見も。



さらに「PlayStation VR」で使うとコースの幅や距離感を把握して運転しやすくなる印象。ステアリングコントローラーの操作がゲーム内のドライバーの動きと完全にリンクし、T-DFBの振動機能も合わさって本当にサーキットを走っているかのような体験ができます。ある編集部員は「VRの方が運転しやすい」という意見もありました。ただしVR酔いには注意を。



ここで、PS4の通常のコントローラーでの運転と比較してみます。PS4のコントローラーではステアリングホイールを動かすときの操作感を何も感じず、また路面の状況も伝わってこないので、操作時に車を運転しているというような感覚はほとんどありません。



これも別の編集部員に体験してもらいましたが、「Thrustmaster T-GT」を触った後だからか「全然リアルじゃない」や「ハンドルを切ってもゲーム内の切った角度とばらつきがあって思ったとおりの運転がしづらい」という否定的な意見ばかり……



グランツーリスモシリーズの公式ステアリングコントローラーの1つである税抜5万3000円の「Logicool G29 DRIVING FORCE」で操作してみます。「Logicool G29 DRIVING FORCE」は車のバランスが崩れてもそこまでステアリングホイールが強い力で動くことはなく強引にステアリング操作で立て直せるので運転しやすい印象。ただ「Logicool G29 DRIVING FORCE」ではステアリングホイールから伝わってくる振動が物足りなく感じ、「Thrustmaster T-GT」のT-DFBの細かい振動効果がかなり大きいことがわかりました。



別の編集部員が体験してみると、「車の挙動を安定させやすいのでタイムを出したり、レースで勝ちやすそうなので『Logicool G29 DRIVING FORCE』の方が良い」という意見もあれば、「『Thrustmaster T-GT』にある運転中のガタガタする振動は絶対に欲しい」という意見もあり、どういったスタイルでグランツーリスモをプレイしたいかによって意見が分かれるようです。



また、コントローラーの質感の面でも「Thrustmaster T-GT」が上回っているように感じ、約10万円の貫禄があると感じます。



「Thrustmaster T-GT」はここまで比較した中では明らかに別格ではありますが、リアルさを追い求めるために約10万円という金額を出せるかどうかが判断のポイントになると思います。「Thrustmaster T-GT」は2017年9月29日より一般販売が開始されており、税抜9万5000円で販売中です。「グランツーリスモSPORT」や今後リリースされるグランツーリスモシリーズをステアリングコントローラーを使ってよりリアルな体験をしたいという人にはおすすめの一品です。

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