【選手評】前回から6選手を入れ替えたハリル「多くの競争があったが今回は彼らを選んだ」《国際親善試合》

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▽日本サッカー協会(JFA)は31日、11月に行われる国際親善試合の2試合に向けた日本代表メンバー25名を発表した。

▽メンバー発表に合わせて、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が選手の選出理由をコメント。「25人選んだ。合宿ではいつも1人や2人に何か起こるものだ。特にアウェイではね」と、選手に問題があった場合に備え、アウェイへの遠征時には常に25人の選手を招集するという同監督はさらに、「リールに戻れることは嬉しい。そしてリールに日本のサポーターがたくさん来てくれることを期待している。我々が高いクオリティを持っているというところを見せたい」と意気込みを見せた。

GK

川島永嗣(メス/フランス)

東口順昭(ガンバ大阪)

西川周作(浦和レッズ)

「GKは3人。エイジ(川島永嗣)、ヒガ(東口順昭)、そしてニシ(西河周作)が(代表に)戻ってきた。ニシは徐々にパフォーマンスを取り戻しており、まだトップではないが代表に選んだ。だが、この3人のGKにはまだまだ要求することがある。GKとともに仕事をしてくれているスタッフとも話をして、他の候補の選手も含めて全員のレベルをもっと上げたい。8カ月ある。まず、次の試合はトップレベルのGKを相手にする。以前よりもかなり多くの仕事をしなければならないだろう」

DF

酒井宏樹(マルセイユ/フランス)

酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)

長友佑都(インテル/イタリア)

車屋紳太郎(川崎フロンターレ)

「この4人は前回と同じ4人だ。ナガトモ(長友佑都)は本当に素晴らしい。祝福をしなければならない。次の試合に出れば100試合出場だ。ナガトモは我々の誇りで、本当に素晴らしい人間。いつも勝利に飢えている男だ。クルマヤ(車屋紳太郎)は信頼している。前回の招集では非常に良かった。クラブでも良くなっているし、守備でももっと向上できると思う」

DF

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

三浦玄太(ガンバ大阪)

昌子源(鹿島アントラーズ)

槙野智章(浦和レッズ)

「4人のセンターバック。少し変更があるとすれば、ミウラ(三浦玄太)がウエダ(植田直通)の場所を取ったこと。若い選手に伸びる可能性を与えたい。マヤ(吉田麻也)もマキ(槙野智章)も良いパフォーマンスをしている。ショウジ(昌子源)も少しパフォーマンスが落ちた時期もあったが、その後はしっかり立て直した」

MF

長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)

遠藤航(浦和レッズ)

山口蛍(セレッソ大阪)

井手口陽介(ガンバ大阪)

「中盤は少しまだ考える余地がある。新しい選手をこれから発表する。こちらは守備的MF。ハセベ(長谷部誠)が戻ってきた。それからエンドウ(遠藤航)。浦和では右サイドバックをやっているが、デュエルの部分でアグレッシブさ、パワーを出すための選出だ。彼もまた若いのでこれから伸びていくと思う。浦和では本当に良い試合をしてくれてパフォーマンスもフィジカルもかなり良くなってきている。ホタル(山口蛍)はよくやっている。そしてイデグチ(井手口陽介)は、最近は少し疲労が目立つが、能力はある選手。これから使っていきたい」

MF

倉田秋(ガンバ大阪)

森岡亮太(ベベレン/ベルギー)

長澤和輝(浦和レッズ)

「クラタ(倉田秋)は前回2得点した。信頼している。それから新しい2選手。まずナガサワ(長澤和輝)から。注目したのはここ4、5試合。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出来で、良いと感じた。守備も攻撃も運動量豊富な選手。守備の役割もしっかりこなしつつ、攻撃でも何かを与えることができる数少ない選手。合宿でも様子を見ていきたい。私はある程度安定して良いパフォーマンスを見せてくれれば代表に呼ぶ。そしてあとは彼がチャンスを掴むだけだ」

「それからリョウタ・モリオカ(森岡亮太)は今年からベルギーでやっている。長い間知ってはいたが、あまり興味を持っていたわけではなかった。ベルギーに行ってから注目し始めた。パフォーマンスが徐々に上がってきて私の興味を惹きつけた。そしてベルギーでは彼のポジティブな話をよく聞く。最後のパス、得点感覚などのオフェンス面で評価できる。6ゴール6アシストだ。私のアシスタントに、ベルギーに2週間滞在してもらってトレーニング状況を見てきてもらった。みんなが彼のパフォーマンスについてポジティブなことを言っていた。もちろん、伸ばすところもある。特にデュエルの部分。彼とは何度かそういう話はしているが、合宿でもしっかり話をしていきたい。

「日本代表は攻撃だけでなく守備も必要。現代フットボールでは特に全員が攻撃も守備もしなければならない。サイドバックがサイドアタッカーと同じような得点の仕方はしないが、みんなが攻撃をし、みんなが守備をしなければならない。私が就任してから得点者は何人だ?22人ぐらい?結構な人数が得点を取っている。恐らく守備陣も攻撃陣も得点を取っているということだろう。ブラジルという国でも昔は、FWは攻撃だけでよかったという戦いだったが、根本的に彼らは変えていった。ネイマールでさえ、(ガブリエウ・)ジェズスでさえ他の攻撃陣も本当に守備に戻ってきてプレッシャーをかけにいく。それが現代フットボールというものだ。特に日本はそれをやらなければいけない。中盤でボールを奪うというところを伸ばしていかないといけない。それができる選手を求めている。誰が本大会に行けるか私でさえもわからない。できるだけ多くの選手を試していきたい。そして一番パフォーマンスの高い選手を最後に選びたい。ナガサワやモリオカはこれからどういうプレーをしてくれるかみていきたい」

FW

久保裕也(ヘント/ベルギー)

浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)

原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)

乾貴士(エイバル/スペイン)

「サイドアタッカーは前回と同じ。クボ(久保裕也)も得点を取っている。アサノ(浅野拓磨)は合宿ではそこまで良くなかったが…。ゲンキ(原口元気)もアシスタントに1週間ほど見てもらっている。彼はクラブでは退場になってしまったが代表ではしっかりやってくれるだろう。向こうの(ヘルタ・ベルリンの)監督も(招集を)喜んでくれていた。そしてイヌイ(乾貴士)はゴールもアシストもできるよりいい選手に育ってほしい」

FW

大迫勇也(ケルン/ドイツ)

杉本健勇(セレッソ大阪)

興梠慎三(浦和レッズ)

「そしてセンターFW。新しい選手はコオロキ(興梠慎三)だね。ここ最近の試合は本当に素晴らしい。得点を取るだけではなく、他にも様々な仕事をしてくれる。スギモト(杉本健勇)とコオロキはJリーグで最も優れたアタッカーだ。コオロキのパフォーマンスは本当に興味深い。守備もしっかりやっている。A代表で先発を勝ち取ることを期待している。スギモトも2年前に皆さんの前で言ったが能力はある選手。今はハイレベルなフットボールを学ぶ段階に来ている。もっとアグレッシブに仕掛け、得点するためにはできるだけゴールの近くにいることが大切。オオサコ(大迫勇也)はクラブで今非常に厳しい状況を迎えている。オオサコもスギモトも体重や身長があるので、空中戦でのパフォーマンスを上げて欲しい。スギもユウヤももっとできると思っている」

「以上が次の試合に臨む25名。新しい選手もいるが、彼らはこれから様子を見ていかなければならない。多くの競争があったが、今回は彼らを選んだ」