なぜ犬は飼い主と寝たがるの?

そもそも野生の頃は犬の寝床といえば、木の陰や芝生など、固い場所ではなく柔らかい場所を好んで寝ていました。また、犬の習性として暗い場所を好む傾向にあるため、眠る時は暗い寝室にある布団やベッドの上は似た環境であるとも言えます。

そしてベッドや布団というのは飼い主さんが毎日使用している物ですので、飼い主さんの匂いがどこよりも強く付いている場所でもあります。

犬は飼い主さんと一緒にいることで安心感を得ることができるため、飼い主さんの匂いを強く感じる事のできるベッドや布団の上で、飼い主さんに寄り添って寝るということは、安眠できると考えているのです。

他にも飼い主さんが使っている掛け布団は、冬には柔らかく暖かい素材に変わります。そのため、「冬になるとよく一緒に寝たがる」という子は暖かさを求めて一緒に寝ているのかもしれません。

犬の寝る場所で異なる心理

では、ここから本題に入りたいと思います。愛犬が自分の体にくっついて寝てくれることはとても愛らしく、信頼されているのかな?と嬉しく思いますよね。しかし、犬が飼い主さんの体のどの部分に寄り添って寝ているかによって、犬の心理は異なるのです。

〇瑤ぜ腓梁下

犬が飼い主の足下で寝ている場合は、飼い主さんが自分よりも上位の者であると認識している証拠です。寝ている場所が飼い主さんの身体の中でも1番低い位置であることから、忠誠心が現れているのだと考えられるのです。

また、足下で寝ているだけでなく、足下でお尻をくっつけてくるというのであれば、より飼い主さんを信頼しているということになります。犬の本能では、信頼していない相手に背を向けることはしません。

また、野生の習性として、自分より上位の者であり、大好きな飼い主さんを敵から守るために、足下で寝ることですぐに守れる体勢をとっているとも考えられています。

∋瑤ぜ腓里腹や腰の辺り

こちらも飼い主さんを自分より同等の立場以上には見ているということを表しています。足下よりは優劣が劣ってしまいますが、日頃からスキンシップを多くとってあげたりすることで、家族としての認識が強まり、「自分と同じくらいの立場ではあるけれど、少し上だな」という感覚で見ているのかもしれません。

やはり飼い主を上位の者として認識しているような主従関係を築くことも大事ですが、このように家族として、仲間として認識されているということはとても重要です。

問題行動が起こっていないのであれば、何の問題もありません。同等以上の立場としては認識されていますので、ご安心ください。

飼い主の胸の辺り

こちらは「飼い主のお腹の辺りで寝る」の反対だと考えてください。したがって、飼い主さんの胸の辺りで寝ている犬は、飼い主さんのことを自分と同等の立場かあるいは自分の方が上の立場であると認識してしまっているのです。

今は問題行動を起こしていなくても、このままでは立場が逆転してしまい、ゆくゆくは飼い主さんがコントロールできなくなってしまう可能性も否めません。

立場が逆転してしまう理由の1つに寝床を一緒にするという理由も含まれますので、しっかりしつけをしているにもかかわらず直らないという場合には、犬は犬用ベッドで寝かせるという方法をとるようにしましょう。

せ瑤ぜ腓瞭付近

こちらは残念ながら飼い主さんの方が自分より下の立場であると認識している可能性が高いです。通常、飼い主さんのことを自分より上の立場、あるいは同等の立場として認識している場合は、頭付近で寝ようとはしないのです。

もちろん、中には「他の場所は寝心地が悪いから」「頭の場所がヒーターが当たるから」といった理由がある場合もありますが、頭の位置で寝ているということは、頭に乗っているような物ですので、改善が必要でしょう。

今後問題行動を引き起こしてしまう可能性がありますので、まずは飼い主さんが信頼されるようになるため、アイコンタクトを頻繁に取るようにしたり、基本動作(お手、お座りなど)を飼い主さんの指示でできるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。あくまでこれらは1つの目安に過ぎませんが、飼い主さんに寄り添って寝る場合にも、寝ている位置によって飼い主さんへの見方が違うというのは面白いですよね。一緒に寝ているという方は、ぜひ今日の夜、自分の体のどの部分付近で寝ているか確認してみましょう。