「電撃G's magazine 2017年12月号」(KADOKAWA、2017年)

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KADOKAWA アスキー・メディアワークスのアニメ雑誌「電撃G's magazine」編集部が、2017年10月30日発売の「2017年12月号」の掲載内容の一部に誤りがあったとして、同日、公式サイトで訂正文を掲載および謝罪した。

複数ある訂正箇所のうち、1つは見出しが丸々変更となっていたため、ファンの間でも「どうして」などと戸惑いが広まった。

「どうしてこうなった...」

訂正が発表されたのは、「電撃G's magazine 2017年12月号」に掲載された「『ラブライブ!』シリーズ特集 『夢の羽根』を胸に、未来へ」と題された6ページにわたる特集。計6か所の誤りのうち、多くが細かい表現の訂正だったが、1つは見出しが誤っていたとして、

「【誤】μ'sがやってきたことは Aqoursのみんなが 未来へとつなげています。」
「【正】どこまで広がっていくのか 夢がどんなかたちになるのか 見続けたいなって思います。」

と大幅に訂正された。11月上旬から配信の電子版では、誤りを修正すると明記している。

ラブライブ!」シリーズは、アニメやゲームなどオールメディア展開するスクールアイドルプロジェクト。「ラブライブ!サンシャイン!!」は新シリーズとして2015年に始動した。前者は「μ's(ミューズ)」、後者は「Aqours」というスクールアイドルグループを主人公としており、キャラクターの声を演じる声優たちが同じ名称でライブイベントなども行っている。

同特集は「ラブライブ!」の声優・新田恵海さんと、「ラブライブ!サンシャイン!!」の声優・伊波杏樹さんの初対談とあり、発売前から注目を集めていた。見出しが訂正されたことには、ファンからも「どうしてこうなった...」「最後の訂正の真相が 気になります...」などと戸惑いや疑問がツイートされた。

編集部に問い合わせてみると...

訂正をめぐっては、さまざまな憶測をする人も現れた。一部のμ'sファンとAqoursファンが対立関係にあることから、誤解を生じかねない発言だと指摘する向きもある。

誌面を確認したところ、見出しそのままの言葉ではなかったが、

「私たちの活動は、μ's の想いをかたちにしていくことでした。Aqoursのみんなが未来へとつなげてくれています」

という新田さんの発言は本文中に記載されており、ファンの間でも、なぜ訂正が行われたのかを疑問視する声もあがった。

そこでJ-CASTニュース編集部は2017年10月30日、訂正の理由や経緯についてG's magazine編集部に取材を申し込んだが、「記事制作の詳細に関しましてはお答えいたしかねます」として詳しい話は聞けなかった。

一方、新田さんのオフィシャルファンクラブはツイッターで、訂正に関して「最終稿が確認されていないまま掲載されてしまいました」と説明。訂正文の掲載と電子版の修正に対応した編集部に対して、感謝の意を表している。