ハリル監督が名指しで激賞したガブリエウ・ジェズス。プレミアリーグでゴールを量産するヤングスターだ。(C) Getty Images

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「彼は世界で一番うまいアタッカーだと考えているし、ハイレベルな選手だ」
 
 11月10日にブラジルと戦う日本代表。メンバー発表の場でハリルホジッチ監督が称賛したのが、20歳のFWガブリエウ・ジェズスだ。
 
「大柄ではないが、クロスへの反応が素晴らしく、しっかりと合わせられる。そして、常に動きながらチャンスをうかがっているし、守備でもプレスをかけている。『20歳でこれだけできるのか』と驚いている。所属するマンチェスター・シティでは、アルゼンチン代表の(セルヒオ・)アグエロをベンチに追いやる時もある。それだけの選手だということを理解してほしい」
 
 ブラジルの名門パルメイラス出身のG・ジェズスは、今年1月にイングランドのマンチェスター・シティに加入。昨季は怪我に泣かされながらも、10試合で7得点を挙げた。迎えた今季も開幕からゴールを量産。9試合で6得点をマークし、首位を走るチームをけん引している。昨年9月にデビューしたA代表でも、11試合で6つのゴールをゲット。成長著しいヤングスターだ。
 
 しかし、ブラジル代表はG・ジェズスだけが要注意人物ではない。ほかにもネイマール(パリSG)、ウィリアン(チェルシー)、コウチーニョ(リヴァプール)といった世界屈指のアタッカーが顔を揃える。「高い位置でコンパクトな守備をしたい」と話したハリルホジッチ監督が、言葉通りに彼らを抑えられるか。百戦錬磨の指揮官にとって、腕の見せどころとなる。