伊ローマの刑務所で、窓から外を眺める受刑者(2014年5月30日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イタリア南部シチリア(Sicilia)島を拠点とする有力マフィアの幹部が、警察官と恋仲になった実の娘の暗殺を収監されていた刑務所から命じていたとして逮捕された。アンジェリーノ・アルファノ(Angelino Alfano)外相が30日に明らかにしたと地元メディアが報じた。

 逮捕されたのは、南部シチリア(Sicilia)島を拠点とするマフィアのボス、ピノ・スカドゥート(Pino Scaduto)容疑者。スカドゥート容疑者は以前、別件で逮捕されて有罪判決を受け刑務所に収監され4月に出所しているが、逮捕されたのは警察の巡査長と付き合い始めた娘のせいだと収監中に非難するようになっていたという。

 捜査官らによると、スカドゥート容疑者は刑務所に息子を呼び寄せ「おまえの姉さんは密告者になった」と言って娘の殺害を指示。だが警察が傍受した会話によると、すでに別の殺人罪で起訴されていた息子は「俺はやりたくない。やるなら自分でやってくれよ。なんで俺がそんな面倒に関わらなきゃいけないんだ? 俺はもう30歳なんだぞ」と言って父親の命令に従うことをかたくなに拒否したという。
【翻訳編集】AFPBB News