恋愛研究家の六波羅ナオトです。

好きな人に自分の気持ちを告白するかどうか迷っている、という経験は皆さんも一度は経験があると思います。俗に言う「告る」ですが、相手が職場の同僚だったり、取引先の人だったりすると躊躇してしまいがちです。最近では「告ハラ(告白ハラスメント)」なんて言葉もあるくらいです。告ったとしても、もし玉砕したら気まずくなるから告白できずにいる、というのは良識のある大人であれば当然と言えます。さらに、相手が既婚者だったりすると自分の想いを告げることすら相手に迷惑がかかることまで懸念しなくてはならず、なかなか踏み込めない状況でしょう。

とは言え、自分の気持ちを相手に伝えられないのは苦しいものですね。ホンネを言えば、もしフラれる可能性が高くても、好きな気持ちを伝えたほうがラクになることもあります。

今回は、好きな人に告白するかどうかを迷ったときの体験談などを男性目線で考えてみたいと思います。つまり、女性の皆さんは告白される側の立場。自分のことを好きな男性がどういう想いや考えなのかを知って欲しいと思います。

同僚の女性に告白しなかった例(会社員Aさん 33歳)

AさんはIT関連企業に勤める33歳の独身男性。彼女いない歴は5年になりますが、仕事に忙殺されて恋愛どころではなかったそうです。そんな折、Aさんの勤める会社に中途採用されたZ子さんのことを一目見たときから気になりはじめ、仕事を通じて接していくうちに惹かれていくようになりました。Z子さんは、29歳の独身女性です。

会社内では上司と部下というよりも、先輩と後輩という仲で、Z子さんはAさんを頼りにしていたようです。Aさんとしては、先輩という立場もあり、また同じ部署で働く同僚ということもあって告白するどころか、普段の態度にすら出しませんでした。

元々、奥手だったAさんは、特に女子ウケするルックスでもなく、自分から積極的に女子に接するタイプではなかったため、Aさんが告白でもしないかぎり、Z子さんがAさんの気持ちに気づくような要素は皆無だったと言えます。

そんな状態が1年弱続き、Z子さんに対するAさんの気持ちは強まるばかりでした。Aさんは、伝えられない自分の気持ちを抑えることが相当つらかったとのことです。特にZ子さんからAさんへ何らかのアプローチがなければ、このまま平行線をたどり、Z子さんとの仲は発展しないとAさんは焦るばかりでした。

しかし、会社の同僚ということを考えると、もしフラれたときのダメージはお互いに計り知れなく、関係の悪化だけでなく仕事にも支障をきたすことをAさんは恐れていました。

そしてついに、告白できないまま2年が過ぎた頃、Z子さんは同じ部署で働いている同い年の男性とつきあっているという事実が発覚してしまいました。つまりは、Aさんの後輩男性に先を越されたかたちです。Aさんは酷く落胆しましたが、ある意味仕方のないことだと自分を納得させました。

なぜなら、自分がZ子さんへ告白してもOKしてもらえる自信もなかったし、自分はともかく彼女が会社に居づらくなるのを避けたかったというの一番の理由です。もちろん、自分に告白する勇気がなかったことを悔やんだりしましたが、最終的には彼女や仕事にダメージがなかったことが最良と結論づけました。

もう少し上手くやれる方法はあったが大人の対応は評価したい

筆者的に1つだけ言えることはAさんは恋愛ベタだということ。いきなり告白するなんてことは、現代の恋愛とは言えません。まずは食事に誘って見るなり、飲み会で隣に座ってサシで話す状態をつくるなどして、Z子さんのAさんに対する感触を確かめてから、徐々に距離を詰めて、ある程度の確証が持てたところで告白すれば良かったはずです。もし、確証が持てない、もしくはZ子さんのAさんに対する感触がイマイチと感じたら、Z子さんから撤退すれば良かったように思います。

とは言え、Aさんの「告白しない」という英断は尊重したいと思います。自分のことではなくZ子さんや職場のことを考えた上での大人の対応だったと評価できます。

告白する、しない……そうモヤモヤしているんだったら、さっさと2人で食事するなりしてリサーチすればいいのに!ってことです。

その2では、男性が女性へ告白に踏み切って成功した例を紹介します。前述のとおり、自分に対する相手の感情に何の確証もないまま、イチかバチかで告白するのは得策とはいえません。ただ、好感触が得られたとしても、告白するのは多少なりともリスクを伴いますし、相手も何らかの答えを出さないといけないことを考えると、躊躇しがちです。しかし、それらを乗り越えてまで告白した例について考えてみます。〜その2〜に続きます。