タイのインラック・シナワット前首相。首都バンコクで(2016年11月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】タイ政府は31日、2か月前に国外逃亡して以来、所在不明となっているインラック・シナワット(Yingluck Shinawatra)前首相の旅券を無効にしたことを明らかにした。

 2014年のクーデターで失脚したインラック氏はコメ買い上げ制度に絡んだ汚職に関する職務怠慢の罪で起訴されたが、判決言い渡しを前に国外へ逃亡。本人不在のまま行われた裁判でインラック氏には禁錮5年の有罪判決が下されている。

 ドン・ポラマットウィナイ(Don Pramudwinai)外相は31日にバンコクで行った記者会見で「インラック氏の旅券をすべて無効とした」と述べた上で、「彼女の所在はわからない。英国にいるとは聞いているが、どの都市かまでは把握していない」と語った。

 インラック氏は公用と個人用の旅券を2冊ずつ所持しているという。

 インラック氏の兄のタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相も2006年のクーデターで首相の座を追われ汚職の罪で有罪判決を受けたが、収監を避けるために外国での亡命生活を送っている。
【翻訳編集】AFPBB News