中国外交部の華春瑩報道官は30日、スペインのカタルーニャ州の独立問題について、さまざまな手段を用いて阻止の構えを示すスペイン政府を「支持する」と述べた。写真はバルセロナ。

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中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は30日の定例記者会見で、スペインのカタルーニャ州の独立問題について、さまざまな手段を用いて阻止の構えを示すスペイン政府を「支持する」と述べた。

華報道官は「中国のその問題についての立場は一貫しており明確だ」「われわれはスペインの内政問題だと認識している」とした上で、「スペイン政府が国家統一を維持し、民族団結と領土の保全に努力することを理解し支持する」「国家分裂と法治を破壊する行為に反対する。スペインには法律制度の枠組みのもとで、社会秩序と国民の権益を維持する能力があると信じる」などと述べた。

中国の政府やメディアが使う「民族団結」の表現は、「一つの民族内での団結」ではなく、国家の構成要素としての「多民族同士の団結」を意味する。中国は自国の少数民族や台湾の独立を許さない立場をスペインにも適用し、「内政問題」と前置きしながらもカタルーニャ独立運動を「少数民族による国家分裂」とみなし、阻止に動くスペイン政府を支持したことになる。

カタルーニャ州自治政府のプチデモン首相は27日、住民投票で独立支持意見が多数を占めたことを受け、同州の独立を宣言。スペイン中央政府は同自治州の政府首脳陣を解任し、州の自治権を剥奪。検察は30日にプチデモン氏を国家反逆罪などで起訴した。一方で同州州都のバルセロナでは29日に「独立反対」を訴える大規模な集会が開催されるなど、予断を許さない状況が続いている。(翻訳・編集/如月隼人)