アゼルバイジャンの首都バクーとトルコ東部カルスをジョージアの首都トビリシを経由して結ぶ「バクー・トビリシ・カルス(BKT)鉄道」の開通式典に出席したジョージアのギオルギ・クビリカシビリ首相(左から2番目)、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(同4番目)、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領(右端)ら。アナトリア通信提供。(c)Anadolu Agency/Kayhan Ozer

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【AFP=時事】カスピ海(Caspian Sea)沿岸のアゼルバイジャン、黒海沿岸のジョージアとトルコを結ぶ鉄道が開通し、アゼルバイジャンで30日、式典が行われた。新鉄道は、ロシアを通らずに中国と西欧を結ぶ輸送の所要時間を短縮することを目指す。

 開通したのはアゼルバイジャンの首都バクーとトルコ東部カルス(Kars)をジョージアの首都トビリシを経由して結ぶ「バクー・トビリシ・カルス(BTK)鉄道」で、総延長826キロ。

 産油国アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領はバクーでの式典で、BTK鉄道について「アジアと欧州を結ぶ最短で最も信頼できる経路だ」と述べ、開通は中国─欧州間の所要時間の短縮に寄与すると強調した。

 式典にはトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領やジョージアのギオルギ・クビリカシビリ(Giorgi Kvirikashvili)首相も出席した。

 中国を出発した列車は中央アジアのカザフスタンを経由した後、フェリーでカスピ海を横断してバクーに到着。そこからジョージア、トルコを経て西ヨーロッパに向かう。

 10億ドル(約1130億円)余りを投じて敷設されたBTK鉄道の年間輸送能力は当初は500万トンだが、1年以内に1700万トンに引き上げる計画。旅客の年間輸送能力は100万人としている。
【翻訳編集】AFPBB News